大谷 WBCで侍ジャパンけん引だ!午年に魅せるユニコーンの輝き

[ 2026年1月1日 05:00 ]

前回大会に続き、WBCでの活躍が期待される大谷
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 午(うま)年を「ユニコーン」が駆け抜ける――。ドジャース大谷翔平投手(31)が、3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンをけん引する。投打二刀流で復活した昨年は、球団初のワールドシリーズ(WS)連覇に貢献。井端弘和監督(50)からは、プレーで日本代表を引っ張る役目を期待される。2大会連続世界一からWS3連覇へ。世界に誇る二刀流が、26年も大暴れする。

 唯一無二の存在を形容する言葉は、米国でも定着した。「ユニコーン」。らせん状の鋭い角、ライオンの尾、ヤギの顎ひげを持ち、白馬の姿をした伝説の一角獣のように、大谷が「午年」の侍ジャパンの先頭に立つ。

 初出場した前回23年大会。2勝を挙げ、全7戦で安打を放つなど投打で貢献し、14年ぶり3度目の世界一に導いた。正式発表を前に昨年11月25日に「日本を代表して再びプレーできることをうれしく思います」とSNSで出場を表明。その後の会見で「前回初めて出場して、やっぱり素晴らしい大会だった。ワールドシリーズとはまた別に大きい大会の一つ。今後も重要になると思う」とWBCへのあふれる思いを口にした。

 出場表明の直前、大谷は米国から井端監督の携帯電話を鳴らした。日本時間午前8時前。朝食後に身支度していた指揮官は一度は電話を取り損ね、折り返した。「これから発表します」の力強い言葉を指揮官は「一気に目が覚めた。一瞬ホッとはしたが、すぐ“ではどうしよう”と考えた。前に進めた」と振り返った。

 23年の就任後、井端監督は主将を置いていない。WBCも「みんなやってくれる」と設けない方針だが、大谷がリーダー的存在になるのは間違いない。「世界最高峰の選手。プレーで引っ張ってもらえるのが理想。グラウンドで暴れてもらえば、周りにもいい影響を与える」と全幅の信頼を置く指揮官。精神的支柱となることに「自然とそうなってくれればいい」と期待した。

 打順は1~3番の上位と構想。合流はWBC管轄で試合に出場できる3月2、3日の強化試合前の2月下旬の見込みだ。「日本野球界にとっても非常に大きいこと。目の前で見ることができる、一緒にプレーできるのは選手にとっても成長につながる」と井端監督。投打二刀流での出場は本人、ド軍と協議を続けるが、全試合出場を期待した。

 前回大会は決勝の米国戦で抑えも務めMVP。準決勝まで進めば再戦の可能性がある米国は、最強布陣で雪辱を目指している。「前回以上にWBCも素晴らしくなるんじゃないかなと思う」と大谷。大会の、そして侍の顔として、2度目の2大会連覇へ駆け上る。(神田 佑)

 ▽大谷の23年WBC 2試合の先発登板を含めて全7試合に出場。全試合で安打をマークして打率.435、8打点でMVPに輝いた。3月12日の1次ラウンド・オーストラリア戦の初回に東京ドームの右中間へ特大本塁打。先発で2勝を挙げ、同21日の米国との決勝は試合前の声出しで「憧れるのをやめましょう」とナインを鼓舞。試合では1点リードの9回に救援登板し、最後はトラウトを空振り三振に仕留めて世界一に。「間違いなく今までの中でベストの瞬間」と歓喜した。

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