メッツ 相次いで人気選手3人を流出 再建加速もファンから不満噴出 スターンズ体制に試練

[ 2025年12月12日 06:44 ]

メッツのデービッド・スターンズ編成本部長
Photo By スポニチ

 メッツがわずか2週間半の間に、ピート・アロンソ、エドウィン・ディアス、ブランドン・ニモという人気選手3人を相次いで失ったことについて、AP通信は「ファンにとって強烈な打撃で、フロントへの怒りが渦巻いている」と報じた。

 球団は大規模な再構築に動いており、オーナーのスティーブ・コーエン氏とデービッド・スターンズ編成本部長は、いま地元で激しい逆風にさらされている。

 1年前、両者はFA最大の目玉フアン・ソトをMLB史上最高額となる7億6500万ドルで獲得し“街の英雄”となった。しかし2025年は、6月中旬までメジャー最高勝率だったにもかかわらず後半戦で大失速し、83勝79敗でプレーオフを逃した。シーズン終了後、スターンズはトレード期限での失敗を認め、コーエンもSNSで謝罪する異例の事態となった。

 そのため、今オフは主力の引き留めが当然と見られていたが、メッツはディアスの交渉で約300万ドル差で競り負け、アロンソに対しても積極的に動かず、オリオールズとの5年総額1億5500万ドル契約を許した。

 ニモも既にトレード拒否条項を外してレンジャーズ移籍を選択していた。スターンズは生粋のメッツファンだが、中心選手に情を挟まず、「同じメンバーを戻すのは正しくない」と語る。

 現在、三塁手マーク・ビエントスを一塁に回す案などが浮上しているが、具体的な再建像は見えていない。

 確かなのは、守備と走塁の重視、30代選手への長期契約回避、若手に出場機会を与える柔軟なロスター構成の3点である。「リソースを賢く配分し続ける限り、それは大きなアドバンテージだ」とスターンズは強調するが、ファンの不満は依然として収まっていない。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年12月12日のニュース