前巨人3軍監督・駒田徳広氏 王貞治監督にヘルメット投げつけた“大事件”の真相「悔しいか…」

[ 2025年12月12日 19:25 ]

巨人では大砲として期待を集めた駒田徳広氏
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 前巨人3軍監督の駒田徳広氏(63)が、元巨人ヘッドコーチ・岡崎郁氏(64)のYouTube「アスリートアカデミア」に出演。巨人監督時代の王貞治氏にヘルメットを投げつけた“大事件”の真相を明かした。

 1メートル91と恵まれた体格とプロ初打席満塁本塁打のインパクトもあり、1984年に巨人監督に就任した王貞治氏の期待は大きかった。

 ところが、王氏の恩師である荒川博氏を紹介され、「一本足打法」に取り組んだが、合わずに断念。打席でも思った結果が出せずにいた。

 それでも王氏は何かと目をかけてくれた。「お前は打ってもうれしそうじゃないし、打てなくても悔しそうじゃない。もっと喜怒哀楽を出せる選手にならないとダメだ」と求められた。

 ヒットを打っても「あのボールはホームランにしなければダメだ」と言われ、左中間に打つと「あのボールは右中間に打たないと」と言われる。期待の大きさから駒田氏に厳しく当たっていたという。

 ただ、当時の巨人は外国人助っ人でもなければ感情を表に出すのことは好まれなかった。もともと大人しい性格だったという駒田氏にはとくに難しかった。

 感情も出せず、期待に応えられない申し訳なさもあって王氏と距離を取った駒田氏を見たマスコミは「不仲説」を書き立てもした。

 1986年シーズンに巨人でプレーした元パ・リーグ首位打者2回の加藤秀司氏にも「悔しかったら悔しかっただけのことをやってみろ。王さんのお前を見る目が変わるから」と諭されて、徐々にアクションで示せるようになってきた。

 そして迎えた1987年、西武との日本シリーズ中、事件が起こった。駒田氏は「王さんの方にヘルメットを投げてしまった」と明かした。

 「地面に思い切り叩き付けようとしたヘルメットが(すっぽ抜けて)王さんに向かって飛んでしまった」と振り返った。

 王氏は寸前でヘルメットをかわし、駒田氏はチームマネジャーに「バカヤロー!!」と怒鳴りつけられた。

 温厚なマネジャーが激怒する暴挙。王氏はどれだけ怒っているかとビクビクしたが、かけられた言葉は「悔しいか!その姿が大事なんだよ」。

 駒田氏は「そこから変わった」と感情を前面に出しながら6年連続二桁本塁打を放った。
 

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