前DeNA・京山将弥という男 韓国ロッテで現役続行の男は無限の可能性を秘める

[ 2025年12月11日 04:00 ]

DeNAの京山
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 【記者フリートーク特別編】今9月中旬。記者はDeNA2軍練習施設「DOCK」で汗を流す京山からボソッと言われた。「もうここでプレーすることはないかもしれない…」。驚いた表情を浮かべる記者に軽く会釈して、右腕はその場を去った。

 同時期になれば2軍生活を続けるプロ野球選手の誰もが、「俺、今年でクビかな」と頭に不安がよぎる。京山も予感したのだろう。記者は「そりゃ、そう思うこともあるよな」と気持ちを切り替えた。だが9月30日に球団からリリースされた「来季の契約を結ばない旨通知した」選手名の中に、京山の名前はあった。

 24年6月2日、日本ハム戦。京山は2年ぶりに登板し最速155キロで8回の1イニングを無失点に抑え復活をとげた。少し投げ方を忘れていたがその不調から脱出。そこから同年23試合に登板し、2勝1敗、防御率2・01。これが背番号48のDeNA最後の成績となった。

 25年は登板なし。ど真ん中を狙って直球を豪快に投げ込みノースリー。とはいえその後、ど真ん中に続けて直球を投げ込み空振り三振を奪う。そんなイメージの「魅惑の快腕」が京山将弥だ。

 「K―POP」好きはDeNAナインの中でも有名。「K―POPを聞いてからマウンドに上がると球速が上がるよ」と、後輩に平然と“迷”アドバイスを送ることもあった。少し不思議なところもある27歳…。

 そんな京山が22年8月21日の広島戦でプロ初本塁打を放ち、同学年の牧がベンチで頭を抱えて驚がくするシーンは、「DeNA史」に残る名場面の1つでもある。

 「打」でも印象を残した男は韓国に渡る。「韓流」好きは胸騒ぎを続けているに違いない。いつも「京ちゃん今日も頼むよ」と投げかけると、「よっしゃーっ!」と返してくれた右腕は、無限の可能性を秘める。記者は韓国ロッテでの活躍を心の底から願っている。(DeNA担当・大木 穂高)
 

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