阪神・佐藤輝明 掛布雅之OB会長の3冠指令に「もちろん」 今季逃した首位打者へ「打率上げたい」

[ 2025年11月24日 05:15 ]

藤川監督と対戦し、安打を放った佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 阪神・佐藤輝明内野手(26)が「3冠王指令」を大歓迎した。大阪市内で23日に球団のOB総会・懇親会に出席し、掛布雅之OB会長(70)から首位打者獲得に「可能性がある」と太鼓判を押された。今季逃した「あと1冠」へ、「打率を上げたい」と前向きな姿勢を示した。同日に甲子園で行われ、3万8490人の虎党が詰めかけた「ファン感謝デー2025」では、藤川球児監督(45)からクリーンヒットを放って場内を盛り上げた。

 佐藤輝の次の目標が定まった。今季逃した首位打者だ。3冠王への意気込みを聞かれ「もちろん頑張りたい。打率を上げたい気持ちもある」と答えた。大風呂敷を広げない男にとって前向きな来季への所信表明になった。

 今季は2冠王に輝いた。40本塁打、102打点の飛び抜けた数字が目を引く一方で、打率も自己最高の・277を残した。8月上旬には一時・289まで上昇し、3冠王も視界に捉えていた。最終的にもリーグ7位という立派な成績の要因を、「不調の波を少なくできたかなと思う」と自己分析している。

 佐藤輝がこうした応対をした背景には、レジェンドからの言葉があった。この日、大阪市内で球団OB会の懇親会に出席。その場にいた掛布OB会長が「3冠王とか、それぐらいの気持ちでやってもらいたい。可能性はあると思うんですよ。今年は3割ちょっとで首位打者が決まっているわけだから。3割1分ぐらいまでであれば、佐藤だったら可能性があるんじゃないかと思いますね」と語った。今季の首位打者になった広島・小園の・309は射程圏という発言をメディアから伝え聞き、「もちろん頑張りたい」という冒頭の言葉につながった。

 ミスタータイガースは、首位打者以外にもう1つ指令を出した。「50本塁打」だ。達成のための条件が「三振と四球のバランスが課題になる」と挙げた。ボール球の見極めがカギを握ると説いた。

 球団では86年バース以来となる大台に向けて、佐藤輝の考えは現実的だ。「そんなに甘い世界じゃないのでね。また打てればいいですけど、また一からですね」。今季40発を打ったからといって、同じようには打てる保証はない。そう気持ちを引き締めた一方で、打率にはポジティブな見解を示した。これは自信があるとみていい。(倉世古 洋平)

《指揮官の球「打っちゃった」》

 〇…佐藤輝が25年を「球児撃ち」で締めた。球団創設90周年のファン感謝デーで開催された、「レジェンドオールスター」と現役選手の特別試合の最終回に、藤川監督がサプライズ登板。「ちょっと、どうすればいいかって感じでした」。戸惑いつつも、2ストライクから直球を鮮やかに右前へ運んだ。「打っちゃいました。後で(藤川監督から)ホームラン打てよ、と言われました」と夢の対決を笑顔で振り返った。

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