ドジャース・大谷 家族で乗り越えた激動のリアル二刀流 “1人”だった21年とは違う

[ 2025年8月29日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース5―1レッズ ( 2025年8月27日    ロサンゼルス )

大谷翔平インスタグラム(@shoheiohtani)から 真美子夫人、デコピンとの家族ショット

 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月からドジャース・大谷を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」「ゴゴスマ」などに随時出演するスポニチ本紙MLB担当・柳原直之記者の連載コラム「ヤナギタイムズ」。今回は家族で乗り越えた749日ぶり白星までの日々を振り返った。

 7月のあるデーゲームの試合後。ドジャースタジアムの記者室がある5階通路でデスクと打ち合わせの電話をしていると突然、大谷一家が通りかかった。

 同じフロアにスイートルームがあり、ベビーカーを押す大谷と真美子夫人がエレベーターを降りて帰路に就くところだった。出待ちしていると誤解されたくなかったので思わず身を隠したが、家族だんらんの笑い声が聞こえ、こちらも自然と幸せな気持ちになった。

 2度目の右肘手術から749日ぶりの白星。1度目のリハビリを乗り越え、21年4月26日のレンジャーズ戦で1072日ぶりに白星を挙げた時との一番の違いは、間近で支えてくれる家族の存在だったに違いない。手術直後のオフに愛犬デコピンを飼い始め、ドジャース移籍直後のキャンプ中に真美子夫人との結婚を発表。開幕直後は専属通訳だった水原一平受刑者の違法賭博問題が発覚したが、苦難を乗り越えてワールドシリーズを制覇。今年4月には第1子となる長女が誕生した。

 同僚と家族の話題も増え、6月下旬の遠征時にはT・ヘルナンデスから「子供は元気か?遠征に来ないのか?今生後何カ月だ?」と矢継ぎ早に問われ「元気だけど来ないよ。2カ月強だから」。球宴前日会見では「家に帰って顔を見るだけでうれしいし、それだけで一日やってきた疲れとかもなくなる。それが一番幸せ」と笑みを浮かべた。愛娘を含めた家族の存在が日々の活力になっていた。

 今回、日本に帰国中で現地取材することはかなわなかったが、5回を投げきった後の大谷の感慨深そうな表情をテレビ画面越しに見て胸が熱くなった。ただ、大谷、いや大谷一家にとって世界一連覇への通過点のはず。次回渡米予定は9月初旬。栄光を見届けたい。(柳原 直之)

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