【高校野球】16年甲子園準V超えへ、北海が全国最多更新する41度目の夏甲子園切符!

[ 2025年7月21日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権 南北海道大会決勝   北海7-0札幌日大 ( 2025年7月20日    エスコンF北海道 )

<北海・札幌日大>甲子園出場を決め喜び合う北海ナイン(撮影・高橋 茂夫)
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 好救援で勝利に導いてきた背番号1の左腕エース浅水結翔(3年)が大一番で先発を任され、プロ注目の札幌日大・窪田洋祐(3年)との投げ合いを制し、最後までマウンドに立ち続けた。7―0で迎えた9回2死。最後の打者を空振り三振に仕留め、観客1万8176人が見守る中、左拳を突き上げた。

 試合後のインタビューでは「まさか先発とは思わなかったが、絶対にやってやるという気持ちだった。日本で一番長い夏にしたい」と、三塁側スタンドの大歓声に応えた。

 19日の準決勝(対駒大苫小牧)は3番手で登板し、3回1/3を1安打無失点に抑え、翌日は一転先発のマウンドへ。シュート気味の直球を生かすため、プレートの三塁側に寄って投球。加えて「スライダーが良かった。今までで一番の投球ができたので100点」と振り返った。

 悔しさがバネとなった。昨夏は南北海道大会1回戦で7回コールド負けした札幌光星戦に先発し、3回途中で降板。昨秋の全道大会決勝では東海大札幌に0―2で敗れた。当時の映像を今でも見て、悔しさを呼び起こし「1、2年の時は妥協があったが、今はきつくても逃げない」と練習姿勢も変わった。球の回転数は昨秋1800台から今年は平均で2050、MAXで2150に進化した。

 浅水の奮投に打線が応えたのは5回だった。プロ注目右腕の窪田を攻略。1死から9番・出口徳太郎(3年)が一塁側に巧みなセーフティーバントを決めるなど2死満塁の好機をつくると、4番・長南凜汰郎(2年)が遊撃強襲の安打(記録は中前打)で2点を先制。さらに攻撃の手を緩めず窪田を降板させ、6番・佐竹徠都(2年)が札幌日大2番手の島田から右翼ポール際に満塁弾を放った。佐竹は13日の準々決勝後、平川敦監督の指導で98センチのノックバットを使用した打撃練習に取り組んだ。その後は19日の準決勝で4安打、この日は2安打4打点。「調子が一気に上がった。右手首の感覚とヘッドの重さを感じてスイングする感覚を新たにつかんだ」と語った。

 春季全道大会に続き、夏の南北海道大会も制覇。胴上げで3度宙を舞った平川監督は「9年前のようないい戦いで喜んでもらえる試合をしたい」と、夏の甲子園過去最高の16年準優勝以来の躍進を誓った。(武田 政樹)

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