DeNAと合意の藤浪 背番号はカミソリシュート・平松政次の「27」 逆転V切り札に期待の表れ

[ 2025年7月16日 01:00 ]

2013年のオールスターの試合前練習で談笑する(右から)阪神・藤浪、DeNA・三浦
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 DeNAが元阪神で、マリナーズ傘下3Aタコマを自由契約になった藤浪晋太郎投手(31)と入団合意したことが15日、分かった。近日中にも正式発表され、背番号は「27」となる。同番号は「カミソリシュート」を武器に球団最多201勝をマークし名球会入りした平松政次らが背負ったエース番号の一つ。大逆転優勝を狙う三浦DeNAに、新たな剛腕が加わる。

 背番号「27」。3年ぶりに日本復帰となる右腕にふさわしい番号だ。藤浪はこの日までにDeNAと交渉に臨み、入団に合意した。

 球団最多の201勝をマークした往年の大エース、平松政次は27番を背負い「カミソリシュート」で内角をえぐる投球でファンを魅了した。阪神時代に藤浪とともにプレーし、14年からDeNAに4年間在籍した久保康友も背負っていた。それだけに同番号は「エースナンバー」の系譜と言える。

 DeNAは、メジャー挑戦後も藤浪の動向をチェックし続けていた。阪神所属時から制球難が欠点の右腕。だが12日に萩原龍大チーム統括本部長が「ウチの強みを生かす。全力を尽くしてコマンド(制球力)の改善ができる」と力説したように、球団は人工知能(AI)を使ったプロジェクトチームによる制球難克服に自信を見せている。

 日本で通算57勝を挙げている藤浪には先発としての期待もかかるが、12日に守護神・入江が「右上腕の神経障害」で戦線離脱したことから、同本部長が「ケースバイケース」と明かしたように、起用法も柔軟に考えている。日本で最速162キロ、メジャーでは102・6マイル(約165・1キロ)を計測した右腕は、今季は救援で21試合に投げ、どのポジションもこなせるのが強み。山崎、森原らベテランが本調子ではない中、「キーマン」となることは間違いない。

 チームは今月末の補強期限を前に、昨季在籍したフォードを「出戻り補強」。元中日のビシエドの獲得も目指す。南場智子オーナーが「できることは全部やって」と発言するなど全面バックアップを約束していた。日米でさまざまな経験を積んだ藤浪が、現在3位から逆転優勝を狙うチームの切り札となる。

 ▼藤浪の背番号 ドラフト1位で入団した阪神では「19」。23年に移籍したアスレチックスでは「11」。トレードで移ったオリオールズでは「14」をつけた。24年に契約を結んだメッツでは「19」だったがメジャーでの登板はなかった。マリナーズ傘下3Aタコマに所属した今季は「13」。17年WBCでは侍ジャパンで「17」をつけた。

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