広島・床田が2年ぶり完封の待望1勝、チームは3連勝で今季初の単独首位 新井監督「今日は床田さまさま」

[ 2025年4月13日 05:45 ]

セ・リーグ   広島1―0巨人 ( 2025年4月12日    マツダ )

<広・巨>完封勝利した床田(左)は石原と喜びを分かち合う(撮影・光山 貴大)
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 広島・床田寛樹投手(30)が12日、巨人戦(マツダ)に先発し、9回8安打で今季初勝利を完封で飾った。終盤7回には、今シーズン最速となる151キロを計測。力強い直球を軸に強力打線を翻弄(ほんろう)した。チームは今季2度目の3連勝を飾り貯金2。セ・リーグの貯金を独占し、今季初の単独首位に浮上した。

 虎の子の1点を守り切った。1―0の9回2死一、二塁。床田が投じた123球目だった。一打逆転のピンチで、中山の痛烈なライナーを遊撃・矢野がダイビングキャッチ。味方の好守に再三、助けられ、今季初勝利を完封で手にした。

 「最後どうなるかと思ったが、いい守備で助けてもらった。何とか長いイニングをと思ってマウンドに上がり、結果最後まで投げ切れたので良かった」

 3者凡退は2、3回のみ。毎回のように走者を背負いながらも、粘りの投球で最終回まで投げきった。投球の軸となったのは、回を追うごとに球速が上昇した直球。7回2死一、三塁で代打・大城卓を迎えると、2球目には今季最速の151キロを計測した。最後は外角高め149キロで空振り三振。3球三振でピンチを脱した。

 「ピンチでアドレナリンも出ていた。球速もそれなりに出ていたので、押し切ろうと思った。自信を持って投げられた」

 自身の完封勝利は23年8月17日の阪神戦以来2年ぶり。巨人戦勝利も23年4月8日以来だった。昨季は1年間ローテーションに定着した大瀬良、森下、九里らが完投勝利を挙げる中、「先発4本柱」で床田だけ完投がなかった。「去年、大瀬良さんにも“あれ、完投完封した?”と言われていたので、まず1個、久しぶりにできて良かった」と笑った。

 チームの巨人戦1―0完封は、17年8月12日の薮田和樹以来8年ぶり。床田は当時、左肘手術明けで、自宅でテレビ観戦していたことを鮮明に記憶しているという。薮田が23年限りで退団して以降も、毎オフ家族ぐるみで食事をするなど交流が続いており、励まし合う仲。オイシックス新潟で奮闘する右腕に、勇姿を届けた。

 チームは今季2度目の3連勝で単独首位に浮上。新井監督は「もう何も言うことはない。今日は床田さまさまです」と賛辞を贈った。最下位まで2ゲーム差の大混戦の中、今季最多の貯金2となり、セ・リーグの貯金を独占。指揮官は「まだ始まったばかり。ただ、選手は行けるぞというふうに思ってくれていると思う」と手応えをのぞかせた。(長谷川 凡記)

 ≪スクイズでの1―0勝利は球団史上初≫
 ○…床田(広)が8安打完封で今季初勝利。完封は通算5度目でスコア1―0は初めて。巨人戦の1―0完封は17年8月12日の薮田和樹以来、チーム8年ぶり。

 ○…広島の勝利打点は3回1死三塁から矢野の投犠打。球団の1―0勝利は191度目になるが、スクイズが決勝点になるのは今回が初めてだ。

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