鈴木誠也 2年連続20本塁打も9回痛恨の三盗失敗 「僕のミス」独自判断と明かす

[ 2024年9月12日 14:33 ]

ナ・リーグ   カブス 8ー10 ドジャース ( 2024年9月11日    ロサンゼルス )

<カブス・ドジャース>今季20号を放ったカブス・鈴木(撮影・沢田 明徳)
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 カブスの鈴木誠也外野手(30)が11日(日本時間12日)、敵地でのドジャース戦に「3番・DH」で先発出場。3回の第2打席でメジャーでのシーズン自己最多に並ぶ今季20号ソロを放った。昨季に日本選手の右打者初となるシーズン20本塁打を記録しており、日本選手の2年連続20本塁打は松井秀喜、大谷翔平に次ぐ3人目。右打者では初の快挙だった。

 本塁打は8月27日のパイレーツ戦以来13試合ぶり。ド軍先発投手ミラーの2球目、97.2マイル(約156.4キロ)のツーシームを右中間スタンドへ放り込んだ。1回の第1打席は四球、5回無死一、二塁の第3打席は二飛、6回の第4打席は三ゴロに倒れた。7-10で迎えた9回無死一塁でも四球を選んで出塁し、チームは無死満塁から犠飛で1点を返して2点差に。だが、なお1死一、二塁のチャンスで、6番・ブッシュの2球目に二塁走者の鈴木が三盗を試みてタッチアウト。同点のチャンスを失ってブッシュも空振り三振に終わり、チームは敵地での同一カード3連勝を逃した。

 鈴木は試合後のインタビューで、三盗は独自の判断だったと明かし「(投手の)モーションが一辺倒だったし、こっちにたぶん気がないなとは思っていて、タイミングを図っていたので。コーチャーから"行ってもいいよ"と指示が出ていた」と話した。チームは初回5失点も鈴木の本塁打などで追い上げ、一時は7-7の同点に。「諦めずにやってると思うし、それがこういう結果につながってると思います。最後は僕のミスでこうなってしまいましたけど、チームの状況は良いと思うんで、ああいうボーンヘッドというのはなくさないと流れが変わっていってしまう。動画を見て、もう1回反省しないといけないなと思います」と話した。

 本塁打については「良い投手から打てたので、それはよかったなという感じです」と話し、右翼ポール際を除くと逆方向への本塁打は今季初では、と指摘されると「たまたま。いい形で捕らえられたので、あっち方向へ飛んだだけだと思う。あまり方向性は気にしてない」と答えた。チームはプレーオフ進出の可能性を残しており、「こういう首位のチームとやって、これだけ良い試合ができるとチーム的にも自信になると思いますし、僕自身もこうやって良い投手を打てれば自信になる」と前向きだった。

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