広島 首位攻防戦痛すぎる3連敗で4差後退 9月2勝8敗と大失速 再三の逸機で零敗にマツダため息

[ 2024年9月12日 21:06 ]

セ・リーグ   広島0―5巨人 ( 2024年9月12日    マツダ )

<広・巨>5回、ベンチで戦況を見つめる新井監督(撮影・西川祐介)
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 2位・広島は12日、巨人との首位攻防第3Rに0―5で敗れて痛恨の4連敗。今季20度目の零敗で正念場の3連戦にまさかの3連敗を喫し、ゲーム差は4に広がった。これで9月に入って2勝8敗と大失速。2位はキープしたが、DeNA戦(甲子園)が雨天中止となった3位阪神とはゲーム差なしとなった。

 6年ぶりリーグ制覇へ巨人と1差で臨んだ3連戦。首位相手に3連勝すれば優勝へのマジック16が初点灯するはずだった。しかし、10日の初戦は2021年10月10日から巨人戦8連勝中だった“Gキラー”森下が6回途中4失点と誤算。前日は2―0の9回に登板した守護神・栗林が1死も取れずに6失点するなど、22年4月28日のヤクルト戦以来2年ぶりの1イニング9失点で大逆転負けを喫した。

 2夜連続の“まさか”で迎えた負けられない第3R。キャリアハイの12勝目がかかる床田が先発登板し、1、2回は3者凡退に抑える幸先の良いスタートを切った。

 しかし3回、先頭の浅野に左翼線二塁打を打たれると続く門脇のバントを自身で処理して三塁へ送球しようとするも、小園はベースカバーに入っておらず、慌てて一塁へ送球。これが大きく上にそれる悪送球(記録は内野安打と失策)となり、二走・浅野の生還を許した。その後2死とするも坂本の適時内野安打、岡本和にも中前適時打を打たれて追加点を献上。序盤で3点のビハインドを負った。

 床田は5回4安打3失点(自責1)で降板。中崎、塹江、黒原と無失点でつないだが、5番手の大道が9回2死一塁から途中出場の丸に右中間への2ランを浴びて0―5とリードを広げられた。

 打線は初回、2回と得点圏に走者を進めるも無得点。6回は先頭の矢野が二塁内野安打で出塁すると小園の右前打、坂倉は四球でつないで1死満塁としたが、堂林、末包が戸郷のフォークで2者連続空振り三振。8回の2死一、三塁の好機も末包が投ゴロに倒れ、スタジアムは大きなため息に包まれた。

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