巨人・戸郷翔征「優勝に向かって突っ走ります!」 笑顔でG党あおり「まだまだ声援が足りない」

[ 2024年9月12日 23:11 ]

セ・リーグ   巨人5―0広島 ( 2024年9月12日    マツダ )

<広・巨 22>6回、ピンチで末包を空振り三振に斬った戸郷は雄叫びをあげる (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 巨人の戸郷翔征投手(24)が12日の広島戦(マツダ)で6回5安打無失点と好投。自身2連勝となる今季11勝目(7敗)をマークした。

 首位攻防3連戦で3連勝。敵地でのヒーローインタビューは「いやもうホントに素直にうれしいですし、菅野さんとグリフィンがつないでくれたバトンをしっかり受け継ぐことができて良かったなと思ってます」と爽やかな笑顔で切り出した。

 「早い回に点を取ってくれて、本当に野手に感謝ですし、そのおかげで抑えられました」。3回に3点の援護をもらうと、最後まで広島打線を無得点に抑え込んだ。

 防御率1点台を誇る相手左腕・床田との投げ合い。「ロースコアっていうのは分かっていたので、そのなかで、どうやってギアチェンジするかとか。あの~…苦しかったですけど。なんとかゼロに抑えられて良かったです」。

 3―0で迎えた6回には2安打と四球などで1死満塁のピンチを迎えた。だが、ともに巨人戦に強い堂林、末包を得意のフォークボールで連続空振り三振に仕留めて得点を許さなかった。特に末包には全6球フォークボールで勝負し、空を切らせる圧巻投球だった。

 この場面については「いやもう、卓三さんの強気なリードで抑えることができたんで。感謝しかないです、はい」と大城卓三捕手(31)の好リードに感謝した若きエース。

 降板後の8回には守護神・大勢投手(25)が2死一、二塁のピンチに登板して好救援。昨年6月3日の日本ハム戦(東京D)以来467日ぶりのイニングまたぎとなった9回もピシャリと抑えた。

 ベンチで見ていたこの場面については「いやホントに大勢さんね、回またぎして大変だったと思いますけど…ありがとうございますっ!」と感謝。チームの雰囲気について聞かれると「もう最高潮かなと思うんで。優勝に向かって突っ走ります!」と頼もしい言葉も口にした。

 それでも、最後に巨人ファンへ向けたメッセージを求められると、笑顔で「まだ…まだまだファンの方の声援が足りないと思うんで」とドジャース・大谷翔平譲りの?あおりコメント。「もっと勝てるように、たくさんのご声援よろしくお願いします!」と声を張り上げると、スタンドからは「うぉ~!」という地鳴りのような大声援が響いていた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年9月12日のニュース