ソフトバンク・モイネロ 自身初の完投勝利 夏場に入っても落ちない調子 パワーの源は…

[ 2024年8月14日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6―1西武 ( 2024年8月13日    ベルーナD )

<西・ソ>1失点で完投勝利したモイネロ(撮影・篠原 岳夫)
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 ソフトバンク・モイネロが自身初の完投勝利で9勝目を挙げた。初回に1点を失ったものの、2回以降は完璧だった。7回2死までは一人の走者も許さず西武打線を圧倒した。

 「しっかりゾーンの相手がスイングしてくるところに投げていくのがカギだと思ってます。それができて良かったです」。終わってみれば112球を投げて2安打1四球の圧巻の投球だった。8回2死では元同僚でプライベートでも親しい西武の野村が代打で登場して対戦。一邪飛に抑え、試合後には「エグい!凄い!」と声を掛けられた。

 来日8年目の今季から先発に転向し、リーグトップの防御率1・50とローテーションの柱となっている。夏場に入っても調子落ちはない。リリーフ時代から日本の蒸し暑さも乗り越えてきた。「一番の作戦としてはよく食べること」。南米など熱帯地域で生産されている調理用バナナ「プラタノ」を食べるなどして、パワーの源にしている。

 9連戦の4戦目でチームにとって大助かりの投球だった。独特の暑さで知られるベルーナドームで非常に価値ある完投勝利だった。

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