「フェンスを越えると…」ドジャース指揮官が大谷翔平“ホームラン未遂”決勝打を称賛「うまくやった」

[ 2024年7月13日 12:01 ]

インターリーグ   ドジャース4―3タイガース ( 2024年7月12日    デトロイト )

<タイガース・ドジャース>9回、適時二塁打を放つ大谷(撮影・西尾 大助)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が12日(日本時間13日)、敵地でのタイガース戦に「1番・DH」で先発出場。9回に決勝打を放つなど5打数1安打1打点でチームの連敗を4で止める勝利に貢献した。試合後、デーブ・ロバーツ監督も決勝打をねぎらった。

 大谷は3-3の同点で迎えた9回2死一、三塁と絶好の勝ち越し機で相手5番手・ホルトンの内寄りシンカーをフルスイング。打球は大きな弧を描き中堅方向へ伸びた。大谷は“確信歩き”で一塁ベースに向かったが、打球はフェンス手前でワンバウンドしてからスタンドへ。惜しくも日本選手初の200号とはならなかったが、三塁走者・テーラーを生還させ、勝ち越し点をゲット。これが決勝打となった。

 決勝打について指揮官は「フェンスを越えると思ったが、残念ながらエンタイトル二塁打だった。幸いにも1点で十分だったが、本塁打だと思った」と“ホームラン未遂”に終わり、少し残念そうながらも勝負所での一打を称えた。

 そして、シーズン序盤は大谷の得点圏打率が低かったことに「彼は勝負強い男になりたい。勝負強くなりたいが、相手は得点圏で大谷に打たせたくない、警戒を強めるので、ストライクゾーンが広がってしまう。翔平はストライクゾーンを打つという規律を保ち続けなければなならない。それは本当にアグレッシブなスイングをする選手にとっての課題」とし「今夜、彼はストライクゾーンを打った。彼はうまくやった。私たちは皆、彼ができることを知っている。それは彼にとって一種の物語。彼が規律を保つと、良いことが起こる」と語った。

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