中日・細川 大勝呼ぶ満塁弾!! 両リーグ単独トップ6号「打点がたくさん付くという意味ではうれしい」

[ 2024年4月30日 05:00 ]

セ・リーグ   中日11ー1DeNA ( 2024年4月29日    バンテリンD )

<中・D>自身8年ぶりの完投勝利を挙げた中日・松葉(左)と満塁ホームランを放った細川は、お立ち台でドアラ人形を掲げ笑顔(撮影・椎名 航)
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 中日の今季初の2桁得点は細川が決めた。7―0で迎えた6回1死からプロ8年目で初の満塁弾を左翼席中段へ。3安打5打点で立浪監督のもとでは3度目の最多11得点に貢献した。引き分けを含む連敗を2で止め、借金転落も阻止。中日打者の本拠地バンテリンドームでの満塁弾は21年の根尾以来で、6号は両リーグ単独トップにも躍り出た。

 「あの本塁打は完璧。初めての満塁本塁打でうれしかった。野球人生でも、ないかもしれない。本塁打は本塁打で打ったらうれしいけど、(満塁弾は)打点がたくさん付くという意味ではうれしい」

 頼りになる男だ。カリステの先制打、中田の12試合ぶり打点となる適時二塁打で3点を先行した3回は、なお2死二塁から中堅フェンス直撃の適時二塁打でたたみかけた。5回1死では左前打で木下の1号2ランを誘発。三塁打ならサイクル安打達成だった8回の最終打席は空振り三振に終わり「まったく(意識は)なかった」とはにかんだ。

 再び貯金1。4月の月間勝ち越しも決めた。30日も引き分け以上なら16年以来、8年ぶりに貯金を持って4月を終えられる。「本塁打は自分の長所。明日からも、たくさん打てるように。連勝できるように頑張ります」。17日に最多貯金6としながら、18日以降は前日まで1勝7敗1分けの急失速。細川が再進撃の号砲を鳴らした。(湯澤 涼)

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