【ダルと一問一答】大谷翔平は「結婚されて肩の荷が下りた」ド軍打線で嫌なのはMVPトリオの後の打者

[ 2024年4月15日 14:13 ]

ナ・リーグ   パドレス6―3ドジャース ( 2024年4月14日    ロサンゼルス )

<ドジャース・パドレス>2回、味方の好プレーで指を指すパドレス・ダルビッシュ(撮影・光山 貴大)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が14日(日本時間15日)、敵地でのドジャース戦で今季5度目の先発に臨み、5回4安打3失点。今季初勝利&日米通算197勝目はお預けとなったが、大谷翔平投手(29)を2三振を含む3打数無安打と抑え貫禄を見せた。

 韓国・ソウルでの3月20日の開幕戦以来、2度目の対決となった大谷を初回の第1打席は内角低めのカットボールで空振り三振、3回の第2打席は三飛、5回の第3打席は空振り三振と3打数無安打に封じた。

 ただ、マチャドのソロで先制点をもらった直後の4回裏、4番ウィル・スミスの適時打で同点にされると、続くマックス・マンシーの2ランで逆転を許した。それでも味方打線が6回に2点を奪って同点にすると、3-3の7回にジュリクソン・プロファーが満塁から走者一掃の適時二塁打で勝ち越しに成功。2敗目は免れた。

 試合後のダルビッシュの一問一答は以下の通り。

――今日の感覚は?
「ブルペンがあんまり良くなかったですね。もうずっと試合を通じていい球もなかったですし。中でも最後まできっかけはつかむことなく終わったかなっていう感じでした」

――試合はつくった。
「結果的にもチーム勝てましたし、やっぱりこのドジャースタジアムで、しかもこうやって逆転で勝って、勝ち越したっていうのがすごく大きいと思うので。チームの雰囲気もいいですし、ほんとにそれはよかったです」

――マンシーのホームランも良いボールだった。
「ね。でもホームラン打たれたら、それは今の自分の状態を表してるというか、いい時だとなかなか打たれる球ではないと思うんですけど、そういうとこですね」

――大谷だけ記念球でボールが違った。
「そうだったんすよ。1回見たら、なんか数字書いてて、アルファベットと。なんだこれ、ドジャースなんかやってんじゃないかって変なことって思ったんですけど、なんか最後の方にちょっと聞いたらそうみたいで。それもわかってますし。だからこそ、思いっきり勝負したかったですけど。2打席目終わった後に僕の横通っていた時にも、“ちょっとボールばっかりで申し訳ない”って言ったんですけど。もっと気持ちよくストライクゾーンにどんどんいきたかったですね」

――奪った三振2つが全て大谷で、最速を記録したのも大谷だった。
「そうですね。だから、ずっと今までなんかドジャース、ドジャースって思ってたところが、やっぱり大谷くんと対戦するところであったりとか、すごくモチベーションを感じてるところなので。それがこう結果になっちゃうっていうところだと思います」

――初勝利がほしい。
「あんまり勝ちは基本的には気にしないですけど、やっぱり勝った方が気持ちはいいので、勝てるようにちゃんと練習したいと思います」

――雨の影響でマウンド状態が難しかった。相手投手も苦しんでいた。
「気持ち分かるなと思ってましたね。マウンドもここのドジャースの土がそもそもちょっと独特なので。雨で投げたことあんまないんですけど、スパイクついて取れないですし。ずっと滑るところで投げなきゃいけないっていうところと、あと、ボールもやっぱりつるつるしますから。やっぱりなかなか難しかったですね」

――大谷と対戦するときはオーラが違った。
「とにかくフォアボールだけは嫌だっていうところだったので、それがスリーボールになって、ボール球を振ってくれて。わざとだと思うんですけど。でも、なるべくストライクを投げるようにってことだけ集中はしました」

――昨日は山本と大谷と15分くらい話していた。
「楽しかったですね。大谷くんも結婚されて、多分いろいろ肩の荷が下りたじゃないけど、多分隠さなくていいところが増えたと思う。だからすごく明るい感じもしますし、いろんなこと、今ね、あると思いますけれども、その中でも野球に集中して。笑顔で 前向きにやってるのを見ると自分も元気になる。山本くんもそうですけれども、話せてよかったです」

――雨で開始が遅れ、アップに出て1回戻ったりと難しかった。
「遅れる可能性は高いっていうことは聞いてたんですけど、遅れない可能性もあったので一応アップに出たっていうところだったんですけど、帰ってきてすぐレインディレイ(雨天遅延)って言われた。でも、寒さはちょっと思っていたのと違ったので、そこは難しいとこありました」

――相手打線の研究、今年はどんなパターンか?
「今日は基本的に自分で勉強してますけど、(捕手の)カンプサノが基本的にはコールして、それに従って基本的に投げてる感じですかね。よっぽどちょっとそれ違うだろうと思ったら僕やりますけど」

――個々の対決へのこだわりは?
「今までなかったですね、基本的には。日本の時とかありましたけど、アメリカに来るとやっぱりそういう機会があんまないですし、対戦機会も少ないですから、そういう感情っていうのはなかったです。けど、やっぱり大谷くんが来ると日本にいた時をちょっと思い出すというか、そういう個々の対決の楽しさっていうのは、そういうのは思い出させてくれてるかなっていう風に思いますね」

――日本時代で一番ワクワクしたバッターは?
「誰だろうな。でもいっぱいいますけどね。川崎宗則さんとかは仲良かったし。あと西武の中村(剛也)さんとか中島裕之さんとかもそうですし。結構仲良くさせていただいたっていうのもありましたから。そういう意味で思いっきり楽しんでましたね」

――ドジャース打線は投げにくいか?
「正直、マンシーとかヘルナンデスとかはそうでもないんですけど。スミスは今年は長打を狙いに来るスイングをしてくれないっていうところが嫌で、ずっとこうコンタクト、コンタクトで初球からやるから。ベッツ、大谷くん、フリーマンってきて、4番がバンバン振り回してくれるんだったらいいんだけど、そこでコンタクトになる。わざとやってんのかどうかわかんないですけど、あれがほんとに嫌だなと思いました」

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