【落合×福本豊対談】手応えをつかんだのが足立光宏氏とのフリー打撃「こないしたらええんか」

[ 2024年4月15日 17:40 ]

対談後に記念撮影をする落合博満氏(左)と福本豊氏(撮影・大城 有生希)
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が15日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。大好評対談企画「博満の部屋」の第7回目として、当時世界記録だったプロ通算1065盗塁を誇る「世界の盗塁王」こと福本豊氏(76)をゲストに招いて対談を行った。

 打撃の手応えをつかんだのが、阪急の黄金時代を支えた通算187勝右腕の足立光宏氏とのフリー打撃での対戦だった。「フリーバッティングさせてもらってる時に足立さんが放られていた。シンカー打って流してカーン、カーンってええ当たりしたら勝手に黙ってぷっとカーブ放られた。あっと思ってカーンと打ったらそれが芯に当たったね。あ、こないしたらええんかなっていうのをまた発見言うたらおかしいけども、ハッと思って振ったらちょうど入ってくるから合うんやなと思う。自分でびっくりして、あのスイングとポイントがちょうど良かったんやろうと思う。お~、お~というのを自分で感じた」と振り返った。

 落合氏は「じゃあ、全て自分でつくりあげていったってことですよね」とコメント。福本氏は「(西本)監督がこういう格好で振れってヒントを(くれた)ですよね。ああいう格好。大熊のあの格好。振ってはる格好を見て、そういうしっかりした下半身、まずここをこうしてドッとして腰で振る。手は勝手についてくる。だからそれを見て、(頭に)描いて。鏡見てこんな格好やったなって。西本さんは結構僕らに“格好、格好”いうのを言って。自分は小さいし、力ないし。“飛べへんけど、打球の速さ、強い打球を追求しろ。ライナー”って。こういう格好で打ったらなってくるし、自分が打ったらそうなったし、これでええんかなと思ってそのままやってただけで。勝手にやってたことがみんな後でこれやってたから良かったんかなとか思うのが、自分は多かったんです」と説明した。

 落合氏は「バットはこうしろ、足はこうだ、手はこうだっていうような直接な指導はないんですね」と質問。福本氏は「こう出て、中から出して。そんなやってる間にボールくるがなっていう感じで。だから、タイミングだけ考えて、ここ(ミートポイントで)で負けない。インハイのボールを常に描きながらそこに間をしてスイング。ちょっと遅れて向こうへ勝手に飛んでいくやんみたいな感じで。細かく、大雑把やったから、それがみんな逆にまた良かったかもわからん」と西本監督の指導を振り返った。

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