【松井裕樹と一問一答】チーム18試合中メジャー最多タイ10試合登板「修正が形になりつつある」

[ 2024年4月15日 13:42 ]

ナ・リーグ   パドレス6―3ドジャース ( 2024年4月14日    ロサンゼルス )

<ドジャース・パドレス>7回、エンリケ・ヘルナンデスを遊ゴロに打ち取るパドレス・松井(撮影・光山 貴大)
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 パドレスの松井裕樹投手(28)が14日(日本時間15日)、全米に中継された敵地でのドジャース戦で今季メジャー最多タイとなる10試合目の登板。6回2死一塁から3番手として登板し、1回1/3を無失点に抑えてメジャー2勝目を挙げた。松井は5試合連続無失点とし、防御率は0.93と4月以降では初めて0点台となった。ダルビッシュ有投手(37)は注目の大谷翔平投手(29)との対決は3打数無安打に抑えるも5回4安打3失点で今季初勝利&日米通算197勝目はお預けとなった。

 松井に出番が回ってきたのは同点の6回2死一塁の場面だった。7番のジェームズ・アウトマンに対し、フォークを連投。2球で簡単に追い込むと、4連投となったスプリットでタイミングを外して三飛に打ち取り、役目を果たした。

 回またぎで7回もマウンドに上がった。先頭のエンリケ・ヘルナンデスは遊ゴロ、ギャビン・ラックスはスプリットで空振り三振。1番のムーキー・ベッツは詰まらせて投直に抑え、大谷には回さなかった。

 メジャー初勝利を挙げた3月28日のジャイアンツ戦もこの試合と同じくダルビッシュが先発の一戦。同点の7回1死一、三塁から救援し、犠飛で一時勝ち越しを許したが、味方が逆転して白星が転がり込んでいた。

 試合後の松井の一問一答は以下の通り。

――5戦連続無失点に抑えた。
「チームが勝てたので良かったです」

――リリーフの勝利はいただき物と話していたが、2勝目を挙げた。
「運がいいというのは悪いことじゃないと思うので、ありがたいですけど。先発ピッチャーに勝ちが付くのが一番うれしいことかなと思うので、今後はそうなってほしいなと思います」

――ドジャース3連戦に2勝1敗で勝ち越した。
「みんなで頑張って勝てたので良かったです」

――今日で10試合目の登板。防御率も0点台になった。
「いろいろ修正を加えながら、フォームだったりを修正しているので、それが形になりつつあるかなと思ってます。まだまだ初対戦なので、相手も自分のことを知らないので。どんどんストライクゾーンに投げていけたらいいなと思います」

――修正とは?
「軸足の使い方というか、体重移動、お尻のところの利かせ方というか。そういうのを修正して、横の時間の使い方と出るときのところですね」

――日本時代もやっていたのか?
「フォームを見比べたりとかしたりして、何が足りないのかなというのは」

――いつもそこから修正していくのか?
「いや、なかなか日本のときは今回起きてたということはあんまり起きなかったので」

――投げる相手も球場も違う。そのあたりはどのように受け入れているか?
「それは日本とアメリカで、そこの部分に関しては変わらないと思うので。できること、できないことは日本とアメリカであると思うので、ある程度割り切ってというか。マウンドに上がるまでのところはしっかりなるべく自分の中で、可動域とか肩の状態とかというのはここまで最低限持ってこれれば試合にというのは自分の中であるので。練習だったり、練習前の準備の段階でそこまで自分で持ってこれるようにはやってます」

――割り切りは意識しているか?
「同じようには準備はできないので。あるものでというのは意識してます」

――今日のマウンドの状態は気にならなかったか?
「掘れているマウンドとか、汚いマウンドで投げるのは僕たちの仕事なので。もうあるものでやるしかないので、何とかその場の状態でやるしかないので。なんとかゼロで抑えられてよかったです」

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