正力松太郎賞 特別賞は栗山英樹氏と大谷翔平 副賞賞金300万円 選考委員会ではオリ山本の名も

[ 2023年11月14日 17:01 ]

栗山英樹氏(左)と大谷翔平
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 今季のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が14日、都内のホテルで行われ、阪神を38年ぶり2度目の日本一に導いた岡田彰布監督(65)が初受賞した。

 球団では85年の吉田義男氏、03年の故星野仙一氏以来、20年ぶり3人目となる。記念のメダルと、副賞として500万円が贈られる。

 3月のWBCで侍ジャパン監督として世界一に輝いた栗山英樹氏(62)、日本選手で初めて大リーグで本塁打王を獲得した大谷翔平投手(29=エンゼルスからFA)が特別賞に決まった。それぞれ記念メダルと副賞賞金300万円が贈られる。

 選考委員会では山本浩二座長(元広島監督)が3年連続投手4冠のオリックス・山本由伸投手(25)を正力賞に推薦。議論が戦わされた。

 これまで正力賞は優勝監督が受賞しているケースが多く、岡田監督は卓越した手腕を発揮したのと同時に、オリックスとの日本シリーズ「関西決戦」でもおおいに球界を盛り上げた。

 これらの点から選考委員4人の満場一致で正力賞に決まった。

 ▼栗山英樹氏
 「栄誉ある賞をいただき、こんなに幸せなことはありません。一緒に戦った選手とスタッフ、すべての人に感謝いたします。ダルビッシュや正尚(吉田選手)、そしてともに今回受賞した翔平(大谷選手)らメジャーの選手が大変なスケジュールの中で尽力してくれたこともあり、多くの人に感動を与えることができたのであればうれしいです。これからも日本野球の発展のために力を尽くしていきます」

 ▼大谷翔平
 「今シーズンの成績と、WBCの優勝も評価いただき、2年ぶり2度目の正力松太郎賞の特別賞を受賞できて光栄です。また前回受賞時と同様にファイターズと日本代表でご一緒した栗山監督と受賞できたのも、嬉しく思います。来シーズンも引き続き応援をよろしくお願いします」

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