38年ぶり日本一の阪神 MVPは近本! 歴代単独3位のシリーズ14安打でチームをけん引

[ 2023年11月5日 22:00 ]

SMBC日本シリーズ2023第7戦   阪神7―1オリックス ( 2023年11月5日    京セラD )

<オ・神(7)>5回1死一塁、近本は中前打を放つ(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 阪神は5日、「SMBC日本シリーズ2023」第7戦でオリックスに7―1で勝利し、4勝3敗で1985年以来、38年ぶり2度目の日本一を達成した。

 38年ぶりは史上3番目に長いブランクで、昭和、平成、令和と3元号をまたいだ日本一奪還は史上初。これまで日本一1回は2004年球団創設の楽天に並んで現存球団では最少タイだったが、悲願の2度目を達成した。また、今年66歳を迎える岡田彰布監督は、13年楽天の星野仙一監督に並ぶ最年長での快挙となった。

 試合後には表彰選手が発表され、MVP(最高殊勲選手賞)には近本光司外野手(28)が選ばれ、賞金700万円を手にした。第7戦でも、初回、5回、6回、9回と安打を放って4安打。シリーズ14安打で歴代単独3位の活躍だった。1位は吉田義男(阪神)が1962年にマークした16安打、2位は高橋慶彦(広島)が84年に記録した15安打。近本は8得点を挙げ、不動の1番打者としてチームをけん引した。

 また、優秀選手賞(賞金100万円)は阪神から森下、ノイジー、オリックスから山本が選ばれ、敢闘選手賞(賞金100万円)はオリックス・紅林が選ばれた。昨年から新設されたSMBCみんなの声援賞も発表された。

 ▼近本 最高です。一戦、一戦、全員で戦った。(打率.483は)短期決戦だったので、初球からシーズンとは違う形で打ちにいけた結果だと思います。(日本一の瞬間は)みんなマウンドに集まって、僕はレフトで一人残されて…。みんなの歓声を聞きながら、すごいゆっくりした時間を過ごせました。選手それぞれ色々な思いを背負ってシリーズも戦ってきたと思う。それがいい形で終えることができたので本当にうれしい。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年11月5日のニュース