阪神 38年ぶり2度目の日本一 3元号またいだ奪還は史上初 59年ぶり関西対決制し最年長監督舞った

[ 2023年11月5日 21:44 ]

SMBC日本シリーズ2023第7戦   阪神7-1オリックス ( 2023年11月5日    京セラD )

<オ・神>胴上げされる岡田監督(撮影・島崎忠彦)
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 阪神は5日、「SMBC日本シリーズ2023」第7戦でオリックスに勝利し、4勝3敗で1985年以来、38年ぶり2度目の日本一を達成した。

 38年ぶりは史上3番目に長いブランクで、昭和、平成、令和と3元号をまたいだ日本一奪還は史上初。これまで日本一1回は2004年球団創設の楽天に並んで現存球団では最少タイだったが、悲願の2度目を達成した。また、今月25日に66歳を迎える岡田彰布監督は、13年楽天の星野仙一監督に並ぶ最年長での快挙となった。

 4回にノイジーが先制3ランを放ち、5回には森下、大山、ノイジーの中軸3連続適時打で加点。投げては先発の青柳が5回途中まで4安打無失点。その後も継投でしのぎ、最後は岩崎が1失点したが、リードを守り切った。

 第1戦でオリックスのエース・山本を攻略し、先勝。その後、第2、3戦を落として先行を許したが、第4戦で大山がサヨナラ打を放って劇的決着。第5戦も0-2の8回に集中打を浴びせ一挙6得点で逆転勝ちに導いた。前日の第6戦は山本の前に屈したものの、この日の勝利で大団円。9月14日に球団史上最速となるリーグ優勝を果たし、日本シリーズまでの調整が難しかった中で、激戦に次ぐ激戦だった59年ぶり関西ダービーを制した。

 84本塁打はリーグ5位ながらも、長打力に頼らない打線で18年ぶりのリーグ優勝を果たした。日本シリーズも第5戦まで本塁打は0。機動力を駆使し、つないで勝つ野球は健在だった。

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