阪神・岡田監督 優勝会見で記念の“アレ”の行方「知りません」ノイジー捕球を知らなかったワケも語る

[ 2023年11月6日 00:06 ]

SMBC日本シリーズ2023第7戦   阪神7-1オリックス ( 2023年11月5日    京セラD )

優勝会見で話す岡田監督(撮影・岸 良祐)
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 阪神は5日、「SMBC日本シリーズ2023」第7戦でオリックスに勝利し、4勝3敗で1985年以来、38年ぶり2度目の日本一を達成した。

 38年ぶりは史上3番目に長いブランクで、昭和、平成、令和と3元号をまたいだ日本一奪還は史上初。これまで日本一1回は2004年球団創設の楽天に並んで現存球団では最少タイだったが、悲願の2度目を達成した。また、今月25日に66歳を迎える岡田彰布監督(65)は、13年楽天の星野仙一監督に並ぶ最年長での快挙となった。

 歓喜の胴上げ、京セラドームでのセレモニーを終え、特製の黒いチャンピオンTシャツを着て優勝会見に臨んだ岡田監督は「まさか宮城投手から、あんな展開になるとは思わなかったんで」「正直、相当厳しい(戦いになる)というのがあった」と正直な思いを吐露。その中で「集大成として1年間通して最後の最後もみんなが力を出し切ってくれた」と選手たちを称えた。

 球団史上初めてとなる選手と監督両方での日本一に輝いた。記念球の行方を聞かれ「どこ行ったか知りません」と笑顔。最後の場面はベンチでみんなが立っていたこともあり「ノイジーが捕ったのか、近本が捕ったのか分からなかった」と明かすと会見場に温かな笑い声が沸き起こった。

 そして、報道陣からノイジーが持っているのではとないかと言われ、同席したノイジーも笑顔でうなずいた。岡田監督は、はにかみながら「(ノイジーが)アメリカに帰国する前に届けてくれるでしょう」と笑った。

 1985年の初日本一を振り返り「感動は今でも忘れないんですけど」と語った指揮官。アレから38年後に日本一監督として胴上げされ「(体が)上がりましたね。(リーグ制覇時とは)全然違いました」と格別だったと柔らかな笑みを浮かべた。
 

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