松井秀喜氏 フリー打撃初の柵越えゼロに苦笑い 少年野球教室で球児たちと汗

[ 2023年11月5日 12:37 ]

フリー打撃を披露する松井秀喜氏(撮影・郡司 修)
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 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(49==ヤンキースGM付特別アドバイザー=)が5日、東京・八王子市のセガサミー野球場で、自身が主宰するNPO法人「Matsui 55 Baseball Foundation」の少年野球教室を開催。

約30人の子供たち、引率の両親と一緒に汗を流しながら熱血指導した。打撃投手を務めた松井氏から鮮やかな打球を放った球児に「ナイスバッティング!」と声を掛けると、笑顔で応える場面もあった。

 ただ恒例のフリー打撃では、31スイングで柵越えはゼロ。フェンス手前で打球が失速し、背中から倒れ込む場面もあった。野球教室での柵越えゼロは初めてとあり「きょうは私がとうとうホームランを打てなくなった記念すべき日。私も忘れない。これからは皆さんの時代です」とジョーク交りに話した。

 日米通算507本塁打をマークも12年限りで現役引退してから11年。「時差ぼけかな。これからはもっと狭い球場にするか、金属バットを使います」と自虐ギャグを飛ばしていた。

 また5日から、井端弘和監督(48)率いる侍ジャパンがアジアプロ野球チャンピオンシップ2023」(16日~東京ドーム)に備え。宮崎で直前合宿をスタート。92年選抜2回戦で松井擁する星稜(石川)が堀越(東京)した際、山下監督(当時)から「いい選手」とミーティングで伝えられた通り「実際すごくいい選手だった」と印象に残っていた。井端氏が中日に入団すると、自然と親交も深まっていく。ただ球宴期間中に食事に誘った際は松井氏が疲労から寝てしまった時もあったという。

 「私は個人的に応援していますよ。どういう野球をするかは彼が考えていると思います」と独特のエールを送った。

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