西武ドラ2大商大・上田が鉄腕で神宮切符「めちゃくちゃしんどい」4日で3登板、131球完投締め

[ 2023年11月5日 18:46 ]

関西地区大学野球選手権大会第2代表決定戦   大商大5―2関大 ( 2023年11月5日    ほっと神戸 )

<大商大・関大>関西地区第2代表に決定して表彰される大商大・上田(右)(撮影・河合 洋介)
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 明治神宮野球大会(15~20日)の出場権を懸けた関西地区大学野球選手権の第2代表決定戦は、大商大(関西六大学)が関大(関西学生)を5―2で制して、2年連続7度目の神宮切符をつかんだ。

 西武にドラフト2位で指名された最速154キロ右腕の上田大河(4年)が7安打2失点(自責1)で完投勝利を挙げた。

 「力を出し切りました。負けたら終わりなので気合で投げました。根性です。もう余力は残っていないです。めちゃくちゃしんどいです(笑い)」

 体力自慢の上田も、さすがに疲労困ぱいだった。4日間で3試合に登板して計16イニング、239球を投じた。関大との大一番は131球を投じて最後までマウンドを譲らず、9回にはこの日最速の149キロを計測して力を出し切った。

 「去年の秋に負けてから、自分が全国に連れていくと目標を立てた。日本一が目標ですが、まずは目の前の試合を勝たせることはできました」

 広島に2位指名された最速151キロ左腕・高太一(4年)が負傷で登録外になったこともあり、フル回転で神宮切符をつかんだ。神宮大会では、15日に日本文理大(九州三連盟)との初戦に臨む。

 ◇上田 大河(うえだ・たいが)2001年(平13)11月15日生まれ、大阪府大阪市出身の21歳。尾鷲市立宮之上小1年から尾鷲野球少年団で野球を始め、東生野中ではナガセボーイズに所属。大商大高では1年春からベンチ入りし、2年秋から背番号1。大商大では1年秋からリーグ戦に登板。4年では大学日本代表として日米大学野球選手権大会に出場して優勝に貢献。遠投120メートル、50メートル走6秒5。1メートル82、86キロ。右投げ右打ち。

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