阪神・岡田監督 38年ぶり日本一奪還に感慨「前回は27歳。長かったが幸せ」「何とかアレのアレを」

[ 2023年11月5日 21:54 ]

SMBC日本シリーズ2023第7戦   阪神7-1オリックス ( 2023年11月5日    京セラD )

<オ・神>胴上げされる岡田監督(撮影・島崎忠彦)
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 阪神は5日、「SMBC日本シリーズ2023」第7戦でオリックスに勝利し、4勝3敗で1985年以来、38年ぶり2度目の日本一を達成した。

 38年ぶりは史上3番目に長いブランクで、昭和、平成、令和と3元号をまたいだ日本一奪還は史上初。これまで日本一1回は2004年球団創設の楽天に並んで現存球団では最少タイだったが、悲願の2度目を達成した。また、今月25日に66歳を迎える岡田彰布監督は、13年楽天の星野仙一監督に並ぶ最年長での快挙となった。

 4回にノイジーが先制3ランを放ち、5回には森下、大山、ノイジーの中軸3連続適時打で加点。投げては先発の青柳が5回途中まで4安打無失点。その後も継投でしのぎ、リードを守り切った。

 試合後、岡田監督は「昨日で3勝3敗になって、きょうはプロ野球で最後のゲーム。全国の野球ファンが注目している中で、悔いのないゲームをしようということで、選手が役割を果たして頑張った結果が、こういう結果になった」と語った。また、38年ぶり日本一奪還に「ちょうど27歳だったんですけど、前回の日本一は。長かったですね。まあ、選手でも日本一を達成できて、監督でもできて本当に幸せ」としみじみ語った。

 相手のオリックスについては「強かった。最後の最後までね、どっちに転ぶかわからないような展開で。いいゲームができたんで、本当によかったと思います」と称賛。

 さらに先発の青柳については「公式戦は青柳でスタートした。最初と最後は青柳で占める」と、当初から頭に中に第7戦の先発構想があったことを明かした。

 そして、9回2死から胴上げ投手を務めた岩崎については「まさか初球にホームラン打たれるとは思わなかったですけどね」と話すと場内は爆笑。そのうえでファンに向けて「いつも超満員のスタンドで応援してもらい、ありがとうございました。甲子園でもすごい声援。京セラでもすごい応援してくれて、選手も力になったと思います。え~、何とか達成できたので“アレのアレ”を、ね。本当に満足で、今年一年、本当にいい形で終われて、本当に満足で、声援のおかげだと思うので本当にありがとうございました」と感謝し、スタンドに手を振って応えた。

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