オリオールズ・藤浪が甲子園を電撃訪問 古巣に「らしさ」全開エール「普通にやるだけよ。おーん」

[ 2023年10月18日 04:30 ]

甲子園を電撃訪問したオリオールズ・藤浪
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 オリオールズの藤浪晋太郎投手(29)が17日、甲子園を電撃訪問し、きょう18日からクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを戦うナインを激励した。岡田彰布監督の“普通にやったら勝つやん”のフレーズを拝借して、古巣の日本シリーズ進出を願った右腕。チームと選手たちへ愛情たっぷりのエールを送った。

 突然の「メジャリーガー藤浪」の聖地来訪だった。オリオールズがポストシーズンのア・リーグ地区シリーズに敗退し15日に帰国した右腕。この日は甲子園近くで所用があったため、帰りに阪神関係者への挨拶も兼ねて聖地に足を運んだ。

 「完全に自分は部外者なんですけど(笑い)…クラブハウスにも入れていただいて。クラブハウスでも、懐かしいとかそんなこともあまり感じないぐらい違和感なく。普通に選手とも話せました」

 昨年まで慣れ親しんだクラブハウスでナイター練習前の選手たちと談笑。岩貞、岩崎ら公私で可愛がってもらった先輩たちには米国での1年を報告し、後輩たちからは「メジャーってどんな感じなんですか」などと質問されたという。「そこまで深い話はしてないですけど、今年どうだったとか。みんな喜んでくれて良かったですし元気そうだったので行って良かったなと」

 滞在時間は少なくても、昨年までともに戦ってきたメンバーとの再会に藤浪の頬は緩んだ。そして、広島とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを目前に控えた選手たちに“藤浪流”のエールを送ることも忘れなかった。

 「もう自分がCSに出たのは大昔でそんなに覚えてないんですが…。短期決戦は独特の空気だと思うし、広島はファーストステージを勝ち上がってきて勢いもある。普通にやることはなかなか難しいと思いますが…普通にやるだけよ。おーん。そんなもん普通にやったら勝つやんか」。

 リーグ優勝時も「そら今のタイガースの戦力なら、普通にやったらアレやんか。ほらほーよ。おーん」と岡田監督のフレーズを“拝借”して祝福したように、今回もユーモアたっぷりに猛虎のファイナル突破を願った。

 「先輩、同期、後輩のみんなが日本シリーズで戦う姿を願って陰ながら応援しています」。チーム、仲間への愛情のこもったエールを残して聖地をあとにした。 (遠藤 礼) 

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