DeNA “大谷キラー”メジャー108発のレイエス獲得調査 今季は助っ人野手の不振に泣き3位終戦

[ 2023年10月18日 03:00 ]

ナショナルズ傘下のフランミル・レイエス(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 DeNAが来季の新外国人として、メジャー通算108発を誇るフランミル・レイエス外野手(28=前ナショナルズ傘下3A)を獲得調査していることが17日、分かった。

 26年ぶりのリーグ制覇&日本一へ、超ど級スラッガーにロックオンだ。レイエスはドミニカ共和国出身で1メートル96、120キロの巨漢。メジャー通算108本塁打、285打点の長距離砲で、パドレス、インディアンス(現ガーディアンズ)に在籍した19年には37本塁打をマークした経験もある。今季はロイヤルズのマイナーでスタートし開幕メジャー入りも、5月に戦力外。その後はナショナルズ傘下ロチェスターでプレーし、8月に自由契約となっていた。

 今季の成績は奮わなかったが、過去には日本人&大物キラーとして名をはせた。エンゼルス・大谷とは21年5月19日の対戦で、二塁打2本を放つなど通算4打数2安打だった。さらに、ツインズの前田からは通算4本塁打。ドジャースのカーショーから2本塁打したのをはじめ、ブルワーズのバーンズからも2本塁打するなど、サイ・ヤング賞経験者も苦にしない。

 3位に終わった今季は助っ人野手の不振に泣いた。ソトが14本塁打にとどまり、オースティン、アンバギーはともに本塁打なし。打線が爆発力を欠いたことは否めず、さらに、今季右肩を手術したオースティンは、来季の活躍が未知数だ。

 レイエスを獲得できれば、狭い本拠地・横浜スタジアムでの本塁打量産を期待することもできる。CSファーストSは広島相手に2試合で4得点に終わり、2連敗で終幕。巻き返しの来季に向け、DeNAが魅力十分の巨漢に熱視線を送る。

 ◇フランミル・レイエス 1995年7月7日生まれ、ドミニカ共和国出身の28歳。11年にパドレスと契約してプロ入りし、18年5月14日のロッキーズ戦でメジャーデビュー。19年夏にガーディアンズにトレード移籍し2球団で計37本塁打を記録。21年も30本塁打を放った。カブスを経て、今季はロイヤルズとナショナルズ傘下3Aロチェスターに所属。メジャー通算548試合で打率.249、108本塁打、285打点。1メートル96、120キロ。右投げ右打ち。

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