大谷翔平 2試合ぶりノーヒット エンゼルス14残塁敗戦&泣きっ面に蜂…トラウト離脱ピンチ

[ 2023年7月4日 13:55 ]

インターリーグ   エンゼルス3ー10パドレス ( 2023年7月3日    サンディエゴ )

<パドレス・エンゼルス>6回、大谷は空振り三振に倒れる(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(28)が3日(日本時間4日)、敵地で行われたパドレス戦に「3番・DH」で先発出場。2戦連発32号が期待されたが、3打数無安打2四球だった。チームは3-10で敗れ、2連勝はならなかった。

 パドレスの先発は、レイズ時代の18年にサイ・ヤング賞を受賞した左腕・スネル。今季16試合4勝7敗、防御率3・21。6月は5試合に先発して3勝1敗、防御率0.87でナ・リーグ月間MVP受賞と好調だ。大谷は過去2試合で対戦し、通算3打数2安打。第1打席は四球、第2打席は遊ゴロ、第3打席は四球だった。

 エンゼルス打線は序盤、チャンスで1本が出ず。4点を追う5回、2番・トラウトが左前打で出塁して迎えた第3打席。スメルは最大級の警戒ぶりで慎重に投げていたが、結果的にはストレートの四球となった。左腕・コスグローブとの対戦となった6回の第4打席は、2点を返してなおも1死一、三塁のチャンスで迎えたが3球で空振り三振を喫した。第5打席は、元日本ハム、ソフトバンクでプレーした右腕・マルティネスとの対戦で二ゴロに倒れた。

 チームは8回まで毎回安打を出しながら5回まではなかなか1本が出ず無得点。6、7回と計3点を返すのがやっとで14残塁と拙攻に泣いた。また、トラウトが8回の打席途中、ベンチへ退くアクシデントがあった。2球目を強振してファウルにした後、左手首を振って顔をゆがませた。ネビン監督やトレーナーが駆けつけて心配そうに容態を見る中、手袋を外して左手首を気にする仕草を見せた。トラウトはそのままベンチに退き、代打にモニアクが送られた。

 大谷は前日2日(同3日)の本拠地・ダイヤモンドバックス戦で、8回に2試合ぶりとなる31号ソロ。右翼席へ飛距離454フィート(約138・4メートル)の特大弾を放った。86試合消化時点の31本は、昨季ア・リーグ新の62本塁打を放ったヤンキース・ジャッジを上回るペースとなった。また、日本選手単独トップ6度目の週間MVP、同単独トップ3度目の月間MVP(6月)を受賞した。

 この日の試合前には、公の場では3月のWBC以来となるダルビッシュと再会。キャッチボールを終えたダルビッシュが大谷の下に歩み寄ると、大谷は帽子を取って握手し、2分間談笑していた。その後、ともにブルペン入りし、ダルビッシュは36球、大谷は34球を投じた。大谷はあす4日(同5日)先発する予定。

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