西武・中村 誇れる2000試合出場へあと3 栗山と史上4組目の“同期達成”へ

[ 2023年7月4日 05:30 ]

西武の中村
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 【Weekly Data展望】西武の中村があと3試合でプロ2000試合(過去55人)の節目を迎える。通算462本塁打を誇り数々の記録を作ってきたベテランに、またひとつ大きな記録が迫ってきた。現在の39歳10カ月で到達すれば21年福留孝介(中)の44歳5カ月を筆頭に歴代11位の年長達成になる。

 西武では伊東勤(2379試合)と、同期の栗山(2203試合)が達成。中村は球団3人目の大台になるが、それだけでなく、同一チームの同期入団選手がともに2000試合出場を達成する珍しい記録になる。これまでは、68年阪急入団の福本豊、加藤英司、88年大洋入団の谷繁元信、石井琢朗、94年ヤクルト入団の稲葉篤紀、宮本慎也の3組しかいない。

 今週中にも史上4組目の同期2000試合コンビ誕生となるが、過去3組を見ると、加藤は南海、谷繁は中日、稲葉は日本ハムと、各組とも1人は移籍先で2000試合目を記録している。栗山、中村はともに入団チームで2000試合目を刻む史上初のコンビになりそうだ。ライオンズ歴代選手の中でもトップクラスの2人を同時に獲得した当時のスカウトにとっても誇らしい記録と言えるだろう。(記録課・志賀 喜幸)

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