巨人・中田 穴開きゴルフボール&くの字バットで30発&100打点狙う! Amazonで購入

[ 2022年12月19日 05:30 ]

福岡市内の中学校で野球教室を行った巨人中田(撮影・花里 雄太)
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 珍トレーニングで完全復活だ。巨人・中田翔内野手(33)が18日、福岡市内で「J wave Presents ビーグルクルー子どもたちの夢 応援プロジェクト 野球教室編」に参加。チームの3年ぶりのリーグ優勝に燃える大砲は、ネット通販で購入した穴の開いたゴルフ練習用ボールと、くの字バットを、来年1月の石垣島合同自主トレで導入することを明かした。

 小雪が舞う中、野球教室でティー打撃を実演し、力強いスイングを見せつけた中田。来年4月で34歳だが、進化に向けて何にでも挑戦する貪欲さは失わない。今オフは確実性を高めるため、新たなトレーニングを取り入れる。

 「何でもやってみないと分からない。やってみて良かったら継続してやればいいし、ダメだったらすぐやめればいい」

 来年1月に秋広らと予定する石垣島自主トレに備え、既にAmazonで購入したのが、穴の開いたゴルフ練習用ボール100個と、バットが内側から出るよう矯正でき、コレア(ジャイアンツ)ら大リーガーも愛用するという、くの字バットだ。プロゴルファーを顧客に持つトレーナーとの会話がきっかけ。「動作解析などを指導している方で、ちょっとやってみようかなと」。ネットに掲載される価格では合計1万円程度の投資だ。

 4~5メートルの距離からこのボールを投げてもらい、空気抵抗で不規則に揺れ動く軌道を、くの字バットの先に付いた板の部分で「パチン、パチンとしっかり捉えられるように」打ち返す。近年増えている動くボール、今季苦しんだ内角球への対応力を高めるのが狙い。「普段使い慣れている木のバットで硬球を打つより確実に難しい。練習からそういうことをやっておけば、いざフリー打撃の時にどう変わるのか楽しみ」と少年のように笑った。

 野球教室では、中学生に「軸を大事にしよう、体幹を意識して」と基本の大切さを説き、「目標としてもらえるような選手になりたい」と初心に返った。岡本和の不調もあり、8月中旬以降は4番を務めた今季は109試合で打率・269、24本塁打、68打点。確実性が高まれば20年以来3年ぶりの30発、100打点も視野に入る。(花里 雄太)

 ≪内角のボールに苦戦≫中田(巨)のコース別打率は内角が打率.202、真ん中が同.339、外角が同.252で内角のボールに苦戦している。ストライクゾーンの中でも内角低めは.320で本塁打も3本マークしたが、内角高めは9打数1安打の.111で本塁打0。内角真ん中も.167で1本塁打と結果が出せなかった。

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2022年12月19日のニュース