やっぱり代表戦はアツい どこよりも早い?23年高校日本代表メンバー予想

[ 2022年12月19日 08:00 ]

花巻東・佐々木麟太郎
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 久々に手に汗握った。FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の1次リーグE組で、日本代表はスペインと対戦し、2―1で逆転勝ちして同組1位で決勝トーナメント進出を決めた。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ氏(現J1札幌監督)が指揮を執っていた07年から私はサンフレッチェ広島のファン。「ミシャ式」と呼ばれる「5―4―1」と「4―1―5」の可変システムでボールを保持する「美しいサッカー」に魅了された。12年から森保一氏が監督となり、受け継いだ「ミシャ式」をアップデート。12年から15年の4年間で3度も優勝を飾った。

 その「恩人」が日本代表でも「新しい景色」を見せてくれた。格上のドイツ、スペインに勝利し、ベスト8進出を懸けたクロアチア戦はPK戦で敗れるも120分を互角に戦った。「森保ジャパン」の戦いを全試合見て「やっぱり代表戦はアツい」と再認識した。

 現在、私はアマチュア野球担当として来春の選抜に向けて各校を回っている。出場を当確としている仙台育英(宮城)、専大松戸(千葉)、高崎健康福祉大高崎(群馬)、慶応(神奈川)などなど…。少し気が早いが「森保ジャパン」の躍進にちなんで、来年の高校野球日本代表メンバーを予想したい。

【投手8人】
仁田 陽翔(仙台育英)
前田悠伍(大阪桐蔭)
平野大地(専大松戸)
東松快征(享栄)
武田 陸玖(山形中央)
松石 信八(藤蔭)
日当 直喜(東海大菅生)
小玉 湧斗(高崎健康福祉大高崎)
<寸評>7イニング制でリードを奪われると苦しい展開になるため細かな継投を想定して8人を選出。平野、前田が先発の軸。馬力のある仁田、フォークで空振りの取れる日当らでリードを守りたい。武田は外野手としても期待したい。

【捕手3人】
堀 柊那(報徳学園)
鈴木叶(常葉大菊川)
尾形 樹人(仙台育英)
<寸評>捕手は横一線。ディフェンスに定評のある3選手を選出。これに他ポジションも守れる選手も争いに加わることが想定される。

【内野手6人】
真鍋慧(広陵)
佐々木麟太郎(花巻東)
山田脩也(仙台育英)
緒方漣(横浜)
高中 一樹(聖光学院)
熊谷 陸(花巻東)
<寸評>佐々木は練習中の三塁で起用し、一塁の真鍋と強力クリーンアップを形成。遊撃手は山田が軸。緒方、熊谷、高中はどんな起用方法でも期待に応えてくれるだろう。

【外野手3人】
萩 宗久(横浜)
斎藤 陽(仙台育英)三好 元気(聖光学院)
<寸評>高いポテンシャルを持つ萩、勝負強い斎藤、パンチ力のある三好で得点を狙う。

 ここに挙げた以外にも多くの有力選手がいる。一冬越えれば一気に力量を上げる選手もいるだろう。いずれにしろ「森保ジャパン」のようにアツい戦いを見せてほしい。(記者コラム・柳内 遼平)

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