広島・小園 母校・報徳学園初凱旋で誓った打率3割 「しっかりとした準備は大事」

[ 2022年12月19日 05:00 ]

子供たちの前でお手本を見せる小園(撮影・岸 良祐)
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 広島・小園海斗内野手(22)が18日、兵庫県西宮市の報徳学園で開かれた野球教室に初参加。プロ入り後初めて母校に凱旋し、自身の土台を築いた原点で来季の打率3割を誓った。

 「まずは、はい。3割。行けるように頑張ります。チームのために頑張ります」

 今季は出場127試合で打率・266。猛打賞11度は野間と同数で、西川(13度)に次ぐチーム2位タイながら、5月上旬まで1割台に低迷した上に好不調の波も大きく、思う数字は残せなかった。

 「しっかりとした準備は大事。研究もそうですし、そこは怠らずにやらないといけないと感じているので、見たり聞いたりして」

 小園に中軸を打て…とハッパをかける先輩の西川や、新春の自主トレをともにするヤクルト・山田、川端ら、周囲には手本になる助言者がいる。しかも昨季は規定打席に初到達し、リーグ8位の打率・298を残した実績も。3割は遠くない。

 「初めてお会いする方(OB)が多かったけど、良かったです。頑張ってくれよ…と言っていただいたので」

 野球部OB会が地域に貢献を…と初めて開いた野球教室には、プロ球界から小園ら現役2選手とOB10人が参加。寒風が吹く中、西宮市の7チーム84人の少年少女と約2時間ふれ合った。打撃を披露するなどした22歳も充実した表情だった。

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2022年12月19日のニュース