森笠繁氏がソフトBの4軍打撃コーチ就任、赤ヘルイズム継承者が若タカ育成

[ 2022年11月23日 05:00 ]

俊足巧打の中距離打者として活躍した現役時代の森笠氏(2007年7月31日撮影)

 赤ヘルイズム継承者の入閣で、来季組閣が完了した。ソフトバンクでNPBで初となる4軍の打撃コーチに、森笠繁氏(46)が就任することが22日、分かった。2軍打撃コーチを務めていた広島を今季限りで退団していた。

 森笠氏は来季広島の指揮を執る新井貴浩監督と同期入団の98年ドラフト4位。1年目から即戦力の外野手として29試合に出場した。広島伝統の猛練習をこなしながら俊足巧打の中距離打者として活躍した。08年オフに横浜(現DeNA)にトレード移籍。10年に現役を退き11年に広島の3軍野手コーチで指導者としてスタートした。12~22年まで2軍打撃コーチを担当。確かな打撃理論で同じ左打ちの小園や林、宇草らを鍛え、1軍の戦力として送り込んだ。ファームに長年に携わり、育成の土台を熟知している。ソフトバンクで新設されるプロ野球初の4軍でも、選手に寄り添う指導や助言を見込めるとの判断で合意に至ったとみられる。

 11月1、2日に新スタッフの就任会見があった際、三笠杉彦GMは4軍打撃コーチについて「人選中です」と話していた。

続きを表示

2022年11月23日のニュース