社と県岐阜商の“再戦”は雨天中止も交流会を実施 県岐阜商・伊藤颯希前主将「機会いただけて感謝」

[ 2022年11月23日 13:30 ]

交流会を終え、記念撮影で笑顔を見せる社&県岐阜商の3年生
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 今夏甲子園で対戦した社(兵庫)と県岐阜商(岐阜)の引退した3年生による交流試合が23日に予定されていたが雨天中止となり、社高校で交流会が行われた。

 両校は今夏甲子園の1回戦で対戦。県岐阜商は新型コロナウイルスの集団感染の影響で主力含む10選手を入れ替えて臨んだが、初出場だった社に10―1で敗戦した。その後、共通の知人を介して鍛治舎巧監督から社の山本巧監督に申し入れがあり、交流試合の開催が決まった。

 雨天のため試合をすることはできなかったが交流会が行われ、両校の監督、主将などが挨拶。県岐阜商の3年生には社ナインから記念品が贈呈された。県岐阜商・伊藤颯希前主将(3年)は「昨日、てるてる坊主を作ったのですが、それが実らなくてちょっと悔しいけど…。こういう機会をいただけて感謝しています」と笑顔。社の後藤剣士朗前主将(3年)は「(試合ができなかったことは)少し残念な気持ち。大学に入ってからも“繋がり”を大切にしていけたら」と振り返った。
 
また、山本監督は「こちらから出向かわせていただくことも考えたんですけど、場所は、甲子園大会と同じ動きをしていただけるような兵庫でと思っていた」と交流試合開催場所を社高校グラウンドに決めた理由を明かした。県岐阜商は甲子園出場時と同じホテルに宿泊し、食事も同じメニューにするなど、「本気モード。甲子園のやり直しだと思ってきた」と鍛治舎監督。“再戦”は叶わなかったが、野球を通じて絆を深めた。

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2022年11月23日のニュース