中日・立浪監督、新助っ人直接視察で見定めた アルモンテ3年ぶり復帰、万能型カリステも獲得

[ 2022年11月23日 05:00 ]

中日が獲得を発表したカリステ(右) (提供写真)
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 中日は22日、新外国人として18年から20年まで所属していたソイロ・アルモンテ外野手(33)とオルランド・カリステ内野手(30)を獲得したと発表した。ともにドミニカ出身で年俸は3000万円。2人は21日に帰国した立浪監督が同国のウインターリーグを直接視察して獲得に踏み切った。

 3年ぶりの復帰となるアルモンテは両打ちの強打者で前回所属した18年には打率・321をマーク。今季はメキシカンリーグのモンテレイで90試合に出場し打率・322、27本塁打、95打点だった。古巣への復帰に「ドラゴンズは私の家族のような存在。自分の力を出して勝利に貢献したい」とコメントした。

 カリステは内外野を守れる万能選手で、こちらも今季はモンテレイで83試合に出場し打率・344、13本塁打、54打点。メジャーでも31試合の経験があり「投手と捕手以外はどこでも守ることができる。チームに必要なところで自分の力を出し勝利に貢献したい」と語った。

 球団は大砲候補の野手も調査中。今オフはトレードで楽天から涌井、DeNAから砂田を獲得するなど、最下位から巻き返すべく、積極的に動いている。

 ○…アルモンテ(中)のように、国内他球団を経ずに古巣に復帰した助っ人は過去にもいた。デストラーデは西武で89~92年にプレーし本塁打王3度の大活躍。マーリンズでの93、94年シーズンを挟み95年復帰も不調で6月に退団した。独特の打法で人気を集めたフランコは95年と3年後の98年にロッテで巧打を披露。打率・306→・290でともに打撃10傑入りを果たした。オバンドーは日本ハムで99~02年にプレーし北海道移転後の04、05年に復帰。カラバイヨは10、11年のオリックス在籍後、日米独立リーグを経て15年に復帰した。

 ◇ソイロ・アルモンテ 1989年6月10日生まれ、ドミニカ共和国出身の33歳。05年にヤンキースとマイナー契約し、13年にメジャーデビューした。ブレーブス傘下マイナーやメキシカンリーグを経て、18~20年に中日でプレー。3年間で243試合に出場し打率・316、31本塁打、131打点。21年は韓国KT、22年はメキシカンリーグのモンテレイでプレーした。1メートル82、99キロ。右投げ両打ち。

 ◇オルランド・カリステ 1992年2月3日生まれ、ドミニカ共和国出身の30歳。10年にロイヤルズとマイナー契約し、15年にメジャーデビュー。ジャイアンツ、マリナーズ傘下、メッツ傘下を経て、22年はメキシカンリーグのモンテレイでプレー。3Aでは通算6シーズン506試合で打率・252、46本塁打、76盗塁で、内外野ともにこなす。1メートル84、87キロ。右投げ右打ち。

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