ヤクルト村上は5打数1安打で打率.317 大島は.314 12試合、53打席ノーアーチで残り3戦

[ 2022年9月29日 21:46 ]

セ・リーグ   ヤクルト5ー4広島 ( 2022年9月29日    マツダ )

<広・ヤ>7回、ケムナから安打を放つ村上(撮影・光山 貴大)
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 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)は29日の広島戦(マツダ)の7回に4試合、18打席ぶりの安打となる右前打を放ったが、5打数1安打、3三振に終わり、これで12試合、53打席ノーアーチとなった。試合は7回に代打のホセ・オスナ外野手(29)が左越え逆転19号3ランを放ち、5─4で勝利した。

 村上はこの試合まで、14打数7安打2本塁打と好相性の広島先発の森下の前に二ゴロ、空振り三振、空振り三振と3打席目まで封じ込まれたが、2点を追う7回1死無走者で迎えた第4打席。広島3番手のケムナのフルカウントからの外角の変化球を右前へ運んだ。この安打から2死一、二塁となり、代打オスナの逆転3ランが生まれた。9回の第5打席は広島6番手の栗林の前に空振り三振に倒れた。

 2年連続9度目のリーグ優勝を決めた25日、村上は「記録との戦いもありますけど、そこに挑戦できるというのは今、僕しかいないので、挑戦できることに幸せを感じながらじゃないですけど…。色んなプレッシャーもありますけど、“自分なら出来る”と信じて頑張りたいなと思います」と語った。だが、1964年に王貞治(巨人)が記録した日本選手シーズン最多の55本塁打に並んでから、これで12試合、53打席ノーアーチ。この12試合で20三振と本来の姿からは程遠い。

 打率は前日までの.318から1厘下げて.317となった。それでも2位の大島(中日)がこの日のDeNA戦(横浜)で4打数無安打に終わって打率.314。3厘差で打率トップを守った。残り3試合。王超えの56号、そして史上最年少3冠王へ、1打席も無駄にできない戦いとなる。

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