楽天 CS進出の可能性完全消滅、2試合残して2年ぶりBクラス確定…西武が3位で最後の1枠獲得

[ 2022年9月29日 21:51 ]

パ・リーグ   楽天4―5ソフトバンク ( 2022年9月29日    楽天生命 )

<楽・ソ>ベンチで戦況を見守る石井監督(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 4位・楽天は首位・ソフトバンクに4―5と敗れ、2年ぶりのBクラスが確定。クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が完全消滅した。この日試合のなかった西武の3位が確定し、CS最後の1枠に滑り込んだ。

 逆転CS出場へ残り3試合で1敗もできない崖っ縁に追い込まれた楽天は、大事な一戦で3年目の右腕・滝中を先発起用。しかし、滝中は初回だけで47球を投じるなど、5番・デスパイネから8番・グラシアルまで4連打され4失点。21年4月1日ロッテ戦(1回7安打10失点)以来、自身2度目の初回KOとなった。

 いきなり4点を追いかける展開となったが打線が奮起。2試合ぶりにスタメン起用された岡島が3号2ラン、頼れる4番・島内は2打席連続適時打を放つなど、3回までに4―4の同点に追いついた。

 だが5回、3番手の安楽が2死一、三塁から今宮に右前適時打を浴び、これが痛恨の決勝点献上となった。打線は8回、四球で出塁した浅村に代走・村林を起用するなど石井監督が攻めの采配を見せたが、2死一、二塁から代打・銀次が左飛に倒れ無得点。9回も反撃ならず試合終了。

 今季は5月上旬に最大18あった貯金が8月中旬に全て無くなるなど“歴史的失速”もあり、2年ぶりのBクラスが確定。9年ぶり日本一へ向けたシーズンはCSにも届かず終わることになった。

 一方、この結果により西武の3位が確定。ソフトバンク、オリックスに続き3年ぶりのCS出場を決めた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月29日のニュース