日本ハム・近藤 札幌ドームにチーム最後の本塁打を刻む「ぶっちゃけ、狙っていた」

[ 2022年9月29日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム3―11ロッテ ( 2022年9月28日    札幌D )

<日・ロ>初回、先制2ランを放つ近藤(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハム・近藤は「ぶっちゃけ、狙っていた」と切り出した。札幌ドームを本拠地にした19年間のラストに刻む本塁打。「そこを狙っていた。小田さんから始まって…」。移転1年目の04年、札幌ドーム2試合目の4月3日西武戦で小田智之がチーム最初の本塁打を記録してから時を経て、近藤がチーム最後のアーチをかけた。

 初回1死二塁。広い広い札幌ドームの右中間席に、今季8号の先制2ランを放り込んだ。「まさか1打席目に出るとは思わなかった」と笑みを見せた。

 札幌ドームで一番の思い出は「翔平の165キロ」だという。16年のソフトバンクとのCSファイナルSで大谷がマークした日本最速記録(当時)。「抑えで出てきた時の雰囲気は今でも覚えている」と話した。強敵・ソフトバンクを打ち砕いて日本シリーズに進んだ年だったから、心に残る印象は色濃い。

 「勝たないと面白くない」。きっぱりと言った。「今年は選手一人一人が試合に出たいという思いでやっていたと思うけど、来年は試合に出て勝つためにどうするかが大事になる」。本拠最終戦セレモニーの選手会長あいさつでは札幌ドームと球場関係者への思いを述べつつ、「エスコンフィールド北海道で必ず喜びを分かち合えるよう、誇りと責任を持ち来年に向かっていきたい」と宣言した。

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2022年9月29日のニュース