つば九郎「うっちー、やめるのやーめた!だいかんげいだぞ」 横浜時代からの“おとももち”に思い

[ 2022年9月29日 15:21 ]

28日、神宮球場のグラウンドに姿を見せた内川は、つば九郎やチーム関係者にあいさつする(撮影・大森 寛明)
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 ヤクルトの人気球団マスコット「つば九郎」が28日深夜にブログを更新。内川聖一内野手(40)のNPB選手としての引退表明を惜しんだ。

 内川は横浜(現DeNA)時代の2008年に右打者最高打率・378で首位打者のタイトルを獲得し、ソフトバンク移籍1年目の11年には史上2人目となる両リーグ首位打者に輝いた。ヤクルトには21年に加入していた。

 だが、28日に記者会見を行い、「このたび、私、内川聖一は22年間お世話になりました日本プロ野球の選手として引退を決断しました」と笑顔でNPB選手としての引退を表明。今季最終戦となる10月3日のDeNA戦(神宮)で引退セレモニーが行われる予定となっている。

 「えがおがすてき。」のタイトルで日付が変わる直前にブログを更新したつば九郎は「うっちーとは、よこはまじたいからなかよしだ」「ほーくすにいってもおなじだった。おくさまとも、しごとをしたこともある」「まさかのなかよしうっちーが、おなじちーむになった。うれしかった」とまずは関係を告白。この日の仕事先だったフジテレビから内川の記者会見場に急いで駆けつけようと思ったが、会場のキャパシティの関係で入れなかったという。それでもスタッフの「あとでつたえるから、まってて」の言葉を受け、神宮球場内の定位置である通称「とりごや」へ。すると、「かいけんをおえてすぐ、うっちーがかけあしできてくれた」という。

 内川「ありがとうつばくろう!」
 つば九郎「わざわざこっちのほうこそありがとう」

 チームの垣根を越え、長年に渡って友情を温めてきた男とオスの短い会話。晴れやかな笑顔の内川と撮影した珠玉の2ショットを公開しつつ「このえがお、はなのおくが、つーんといたくなった」と胸中を明かした。

 そして、「あすとだにいくけど」(つば九郎)「まじ、おれもいくよ」(内川)と1人と1羽の会話を明かした上で「なにこれ、やきゅうのかみさまのきまぐれ?ならば、まだつづくから、これいじょうはなんもいわない。あす、たのしみになった」と29日のイースタン・リーグ西武戦(戸田)観戦に思いをつづった、つば九郎。「うっちー、やめるのやーめた!だいかんげいだぞ」と締めくくった。

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