ヤクルト村上が2試合連発の52号ソロ ノムさん&落合に並び「光栄」 王貞治まであと3本

[ 2022年9月6日 19:51 ]

セ・リーグ   ヤクルトー阪神 ( 2022年9月6日    甲子園 )

<神・ヤ(20)>6回無死、村上は中越え本塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)は6日の阪神戦(甲子園)に「4番・三塁」で先発出場。第3打席に日本人としては1985年落合博満(ロッテ)が52本塁打して以来、37年ぶりとなる52号本塁打を放った。

 村上の快進撃は止まらない。この日はセ・リーグ防御率トップの阪神先発・青柳との対戦。6回先頭で迎えた第3打席に今季52号となる本塁打を放ち、2試合連発となった。左中間への特大の一発を放ち、ゆっくりダイヤモンド一周。喜びをかみしめながら天を見上げた。村上は「偉大な野村克也さんと本塁打数が並ぶことができて光栄です」とコメントしている。

青柳との通算対戦成績は、41打数17安打本塁打6本で打率.415。今季は、ここまで9打席で対戦し、7打数2安打2四球3三振で打率.286。青柳を完全攻略し、連敗中のチームを勢いづける一発となった。

 第1打席は、粘りをみせるも空振り三振。第2打席は4回1死一、三塁の好機で、4球目シンカーを右前へはじき返した。これにより、今季126打点目をマーク。連続出塁も今季最長の30試合に伸ばした。

 村上は2日の中日戦では第2打席目に決勝3ランを放ち、2002年松井秀喜(巨人)以来20年ぶりとなる日本人シーズン50本塁打を達成。シーズン119試合目での大台は、13年バレンティン(ヤクルト)の111試合、02年カブレラ(西武)の117試合に次ぐ、歴代3位の速さで到達。日本人選手としては、64年王貞治(巨人)、86年落合博満(ロッテ)の122試合目を抜き、日本人歴代最速の記録となった。

 4日の中日戦では第3打席に中日先発・高橋宏から2ランを放ち、今季51号を記録。打率も.341に上げ、2位・大島(中日=打率.322)との差を1分9厘差に広げリーグ首位を快走。51本塁打、125打点は2位に大差をつけ首位独走のため史上最年少3冠王へ向け前進した。

 そしてこの日はシーズン52本塁打を放ち、1963年野村克也(南海)、1985年落合博満(ロッテ)と並び歴代6位タイ、史上8人目の快挙を達成。1985年バース(阪神)が記録した歴代5位の54本塁打にもあと2。シーズン60本塁打ペースを維持し、2013年バレンティン(ヤクルト)の歴代最多60号到達にも期待が高まってきた。

 ▼村上 偉大な野村克也さんと本塁打数が並ぶことができて光栄です。

 【本塁打シーズン記録】
1 バレンティン(ヤクルト) 2013年60本
2 王貞治(巨人) 1964年55本
2 ローズ(近鉄) 2001年55本
2 カブレラ(西武) 2002年55本
5 バース(阪神) 1985年54本
6 野村克也(南海) 1963年52本
6 落合博満(ロッテ) 1985年52本
6 村上宗隆(ヤクルト) 2022年52本

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