借金生活逆戻りの阪神・矢野監督 目測誤った近本に「取らなあかんよね」4失点のアルカンタラは2軍降格へ

[ 2022年9月3日 21:55 ]

セ・リーグ   阪神1-7巨人 ( 2022年9月3日    甲子園 )

<神・巨>8回表終了後、選手交代を球審に告げる矢野監督(撮影・坂田 高浩) 
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 阪神は今季最多4万2620人が詰めかけた一戦で巨人に完敗し、借金生活に逆戻りした。先発の藤浪は6回3失点で5戦連続のクオリティー・スタート(6回以上3失点以下)を記録も、味方の拙守にも足を引っ張られて今季3敗目。打線も近本と大山の2安打ずつのみと沈黙した。矢野監督は藤浪の後を受けて2点劣勢の7回から2番手として登板も、1回もたず4失点と誤算だったアルカンタラの2軍落ちを明言した。 試合結果

 以下は阪神・矢野監督との一問一答。

 ――藤浪のピッチングはどう見たか
 「調子自体は最近のいい状態を保ってるような状態だったかなと思ってます」

 ――アンラッキーな守備もあって、粘りきれなかった部分もあるか
 「あの1点はね、ちょっと責めることはできないけど、もう1点をね。四球だったり、暴投だったりになっちゃったんで、あの1点はちょっともったいなかったかな」

 ――近本が目測を誤って三塁打にしてしまった打球
 「まあもちろん、近本やったら取らなあかんよね」

 ――6回無死一塁では三塁・佐藤輝がゴロを弾いて併殺にできず
 「うん。もちろん。そこもそうやね」

 ――その2点が響いた
「それはね、まだまだ成長していかなあかんとこやし。今日やったからしゃーないわというふうに済ませるつもりはもちろんないんで。それを輝自身も捕れるようになっていかないとだめだし。チームの課題として球際っていうのはずっとあるんで。そこらへんはしっかりやっていきます」

 ――アルカンタラは本来の投球ではなかった
 「本来というか、最近ちょっとタラちゃんらしいボールはいってないんで、いったん抹消しようかなと思います」

 ――マルテの一塁守備の動きは確認できた
 「守りを見れたというか上に上げる以上、守らせるつもりでいるんで」
 
 ――明日の今季最後の甲子園での巨人戦は勝ちたい
 「それはもちろんそう思っているし、きょうもこういう(今季最多の観衆が)入ってもらったところでファンの人には残念な思いをさせてしまったので。明日、最後の巨人戦、甲子園ということで全員で戦います」

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2022年9月3日のニュース