大きかった巨人7回の三盗 増田大「相手ピッチャーの映像というのは何十回、何百回見て勉強している」

[ 2022年9月3日 22:14 ]

セ・リーグ   巨人7―1阪神 ( 2022年9月3日    甲子園 )

<神・巨>7回1死二塁、打者・坂本のとき三盗を決める二走・増田大(撮影・坂田 高浩) 
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 巨人の増田大輝内野手(29)が阪神戦(甲子園)で相手の意表を突く三盗を成功させ、チームに貴重な追加点をもたらした。

 3―1で迎えた7回だった。この回先頭の8番・大城が相手2番手右腕・アルカンタラから中前打を放つと、すかさず代走に送られた増田大。代打・重信が初球で犠打を決めて1死二塁とし、打席に1番・坂本が入った時だった。

 アルカンタラが投げた初球に坂本はセーフティーバントの構えを見せたがバットを引き、その間に増田大がヘッドスライディングで三盗に成功。その後、坂本の中前適時打で増田大がチーム4点目のホームを踏んだ。結局、巨人はこの回一挙4得点。相手に与えるインパクトという意味でも大きな三盗だった。

 試合後、増田大との一問一答は以下の通り。

 ――三盗の場面は試合を決める上で大きい場面だったと思いますが、振り返っていただいて。

 「そうですね。相手ピッチャーの映像というのは何十回、何百回見て勉強しているので、そこでああいう場面になった時に思い切ってスタートを切れたのが、やっぱり、あのう。日頃から勉強していたおかげかな」

 ――あれはサインという形。

 「そうですね、監督も行けたら行っていいと言ってくれていたので、そこはあのう、思い切っていけました」

 ――二盗より三盗をする時に気をつけることは。

 「簡単にいうなら、二盗の場合はピッチャー主導ですけど、三盗の場合はランナー主導でスタートを切れるという強みがある」

 ――ヘッドスライディングはとっさに出たんですか。

 「とっさに出ちゃいましたね」

 ――珍しい。

 「足からいこうと思っていたんですけど、なんか、そのまま頭からいっちゃえ、みたいな感じに」

 ――これから試合数も減ってきて、しびれる場面で代走というのがいっぱい出てくると思うけど。どういったことを。

 「そうですね。どういう場面でも、えー、やってきたことが出せるように。気負いすぎるとやっぱり思い切りがなくなっちゃうんで。そこだけ消さずに、あのう、思い切っていけるところは強い気持ちを持っていこうかなと思います」

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2022年9月3日のニュース