ドラ1候補の二刀流、日体大・矢沢は7回1失点 DH解除で右翼の守備も2打数無安打

[ 2022年9月3日 20:39 ]

首都大学野球リーグ   日体大2―3筑波大 ( 2022年9月3日    大田スタジアム )

<日体大・筑波大>力投する日体大先発の矢沢(撮影・久冨木 修)    
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 秋季リーグが3日、開幕した。ドラフト1位候補の日体大の二刀流左腕・矢沢宏太投手(4年)は筑波大戦に先発。7回110球を投げて3安打5奪三振1失点も勝敗は付かず、チームは延長11回に3―2で逆転サヨナラ負けを喫した。

 10球団23人のスカウトが見守る前での登板。1日にプロ志望届を提出してから初の実戦にも「4年前からこのドラフトに向けてやってきた。いつも通り」と気負いはなかった。

 自ら「課題。嫌な部分がある」という初回に先頭打者への四球から失点。直球は最速145キロも「特に力を入れず、ストライクゾーンに投げればそれほど打ち込まれない」と自信を示した。

 スライダーを多めに配して2回以降は無失点。ヤクルトの橿渕聡スカウトグループデスクは「投手としても野手としても魅力」と改めて高く評価した。

 8回にはリーグ戦では初めてDHを解除して投手から6番に入り、右翼の守備に就いた。打席では2打数無安打。延長10回2死満塁の好機では左飛に倒れ「自分が打っていれば勝てた」と悔しがった。

 ドラフトを前にしたラストシーズン。矢沢は「首位打者と最優秀投手。最後なので狙いたい。チームではリーグ優勝。そこが全て。4年間やってきたことを出し切りたい」と力を込めた。

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