巨人・増田陸「ガツガツ」コメント連発 悔し涙から3日後…プロ初1番起用で3号ソロ含むプロ初猛打賞

[ 2022年6月25日 18:19 ]

セ・リーグ   巨人19―5ヤクルト ( 2022年6月25日    神宮 )

<ヤ・巨>2回、ソロを放ち雄たけびを上げ、三塁を回る増田陸(撮影・久冨木 修)
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 巨人の増田陸内野手(22)がヤクルト戦(神宮)でプロ初のスタメン1番に起用され、2回の3号ソロを含む3安打。プロ初となる猛打賞の活躍で、19安打19得点というチームの爆勝に大きく貢献した。

 前夜は13年ぶり16失点という歴史的な惨敗。だが、一夜明けて巨人ナインが奮起した。増田陸は初回の第1打席で中前打を放ち、岡本和の左中間二塁打で先制のホームを踏むと、2回には先発右腕・サイスニードの外角高め直球をバックスクリーン右に叩き込む追撃の3号ソロ。6回には先頭打者として左前打を放ち、次打者・丸の14号2ランを呼び込んだ。終わってみれば、チームはともに今季最多の19安打19得点。巨人の1試合19得点は2019年5月10日のヤクルト戦(東京D)以来3年ぶりで、1試合6本塁打は2010年8月26日の中日戦(東京D)以来12年ぶりの快挙となった。

 1打点ながら、ともに4打点の岡本和、ポランコらを差し置いて敵地でのヒーローインタビューに呼ばれた増田陸。これまで通り、まずは礼儀正しくファンに向かって帽子を脱ぎ「ありがとうございます!」と丸刈り頭を何度も下げてからコメントした。「きのう負けましたけど、きょうまたファンの皆さんが来てくださったんで、必死にプレーした結果がこういう試合になったと思うんで…はい、ありがとうございます!」。プロ初のスタメン1番については「1番で出してもらったんで、もうガツガツ、思い切っていこうと思いました」とし、1日のソフトバンク戦(東京D)以来18試合ぶりとなった3号ソロについては「風に乗っていってくれたんで、良かったと思います」とその手応えを口にした。

 また、プロ初の猛打賞については「もう…若いんで。あの…。もっとガツガツいって、チームの勝利に貢献できるようにもっと頑張りたいと思います」とハキハキした受け答えでキッパリ。スタンドから大きな拍手が降り注ぐと「あしたも絶対勝ちます!応援よろしくお願いします!」とより一層声を張り上げた。

 22日のDeNA戦(東京D)では8回の第4打席で自打球を左膝付近に当ててその場に崩れ落ちながら、ベンチにも戻らずコールドスプレーをかけてもらっただけで打席続行。カーブに空振り三振を喫してベンチに下がった後には、フル出場できず途中交代に悔し涙を流した。レギュラー定着への熱い思いが巨人ファンの胸を打ってから3日。今度はバットでG党を沸かせた。

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2022年6月25日のニュース