阪神・西勇 3・8広島戦先発 シーズン白星へ若ゴイ打線を大調査「先入観なく直感で投げて見極めたい」

[ 2022年3月8日 05:30 ]

阪神・西勇輝
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 腕を振って“情報収集”に努める。8日の広島戦(甲子園)に先発予定の阪神・西勇は、若手主体となる広島打線との対峙(たいじ)をシーズンに生かすつもりだ。

 「いろんなバッターを探るじゃないけど、やっていきたい」

 シーズン初登板は広島と敵地でぶつかる開幕2カード目初戦の29日が濃厚だ。昨年は2勝4敗、防御率4・46と苦戦した相手との“前哨戦”となる貴重なマウンド。メジャー移籍を目指す鈴木が抜けた打線は破壊力は落ちても、勢いのある面々が名を連ねる。

 「若いと常に振ってくるというか、振れない怖さがない。どんどん振ってくるというのは念頭に置きながら」。新人の末包ら、情報が少ない打者との対戦も予想される中、プロ14年目の右腕は“試すこと”に徹する。

 「(コース、高さなど)どこの真っすぐが強いかなっていうのは試したい。突っ込んだら強いタイプなのか、かわしても強いタイプなのかを見極めながら。先入観なく、直感で投げて。打たれてもシーズンで投げないようにとか」。結果は度外視し、公式戦での白星につながっていく対戦相手の情報のインプットを重視する。

 2月26日の中日戦では右手のマメがつぶれた影響で1回を投げ終えたところで降板。「完治したから、もう大丈夫」と万全の状態で甲子園のマウンドに立つ。「(オープン戦は)失敗も経験、良いことも経験。両方うまく合わせながらできたらと」。アンテナを張り巡らせ、価値あるアウトを積み重ねる。

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