ソフトバンク・柳田 新主将の貫録!!初実戦初打席で東浜撃ち二塁打 「開幕までに100点にします」

[ 2022年2月17日 05:30 ]

紅白戦 ( 2022年2月16日    宮崎・生目の杜 )

<ソフトバンク>紅白戦、初回2死二塁、左前に適時打を放った柳田(撮影・中村 達也)
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 出遅れ心配無用!ソフトバンクは宮崎春季キャンプ第4クール2日目の16日、3試合目の紅白戦を行った。1月に新型コロナウイルスに感染した影響で今季初実戦となった柳田悠岐外野手(33)は紅組の「4番DH」で、3年ぶりとなる2月の実戦出場。初打席で先制二塁打を放ち、充実のスタートを切った。若手がアピール合戦を繰り広げる中、新主将がしっかり存在感を見せた。

 技で見せた。今季初実戦に臨んだ柳田は初回2死二塁。東浜の144キロを右手一本でさばき、先制の左翼線二塁打。塁上では笑みがこぼれ、左胸の「C」マークがキラリと輝いた。

 「チャンスだったので集中していきました。思ったよりは球は見えたし、反応できている感じ。十分です」

 ひと振りで首脳陣を安堵(あんど)させた。1月の新型コロナウイルス感染の影響でキャンプは福岡・筑後のC組スタート。ホテルでの隔離療養を余儀なくされたが、「野球できていることが本当に幸せなことだなと思う」と感じた。宮崎合流は10日と遅れたが、当たり前の日常を噛(か)みしめながらプレーしている。

 「競争」がテーマの今キャンプで、自身は右翼のレギュラーが内定している。「本当にみんなレギュラー争いしている。“アピールするぞ”っていうバチバチ感を感じる」と目を細める。

 この日も正三塁手を狙う井上が2安打、復活を目指す上林が3ランで猛アピール。若手から追われる立場であることを自覚している新主将は結果で引っ張っていく。

 近年の2月は両アキレス腱のコンディション不良などでリハビリ組で過ごしていたが、今年は違う。「痛いところはない。1軍で野球ができてる喜びはあるし、本当に体のコンディションを上げていきたい」と3年ぶりの2月実戦出場を果たし、手応えがある。今後は守備練習などの強度を上げ、万全の状態を整えていく。

 見据えるのは3月25日、ビッグボスこと新庄監督が率いる日本ハムとの本拠地開幕戦。「リーグ優勝のために結果を出さないといけない。開幕までに(状態を)100点にします」。常勝軍団復活の鍵を握る主砲が絶好のスタートを切った。(福井 亮太)

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2022年2月17日のニュース