日本ハム・郡 ビッグボス効果の会心アーチ!「めちゃくちゃ乗ってます」

[ 2022年2月17日 05:30 ]

練習試合   日本ハム4―7中日 ( 2022年2月16日    北谷 )

6回無死一塁、2ランを放った郡(撮影・高橋茂夫)
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 ビッグボス効果の会心アーチだ。日本ハム・郡拓也捕手(23)が16日、沖縄・北谷で行われた中日との練習試合に右翼の守備から途中出場。6回無死一塁で巡って来た初打席で左中間芝生席へ会心の2ランを放った。チームを盛り上げるビッグボス効果に乗って、これで対外試合5試合で7打数3安打の打率・429。新庄剛志監督(50)も「ノリノリ」と認める絶好調ぶりで猛アピールした。

 風じゃない。打球を乗せたのはビッグボスの勢いだ。6回無死一塁。1ボールから2球目を叩くと、白球は左中間芝生席へ一直線に伸びた。打った郡もその効果を認めた。

 「めちゃくちゃ乗ってますね。本当に止まらないです。ビッグボス自身が盛り上げている。明るくできる空気を作ってくれて、それに選手たちが乗りながらやっています」

 打球も、コメントもノリノリだ。元来が気持ちをプレーに乗せていくタイプ。いい状態でキャンプに入り、体も心も新庄監督の作り出す雰囲気にピタリとマッチして状態を上げてきた。守備から途中出場し、この試合初打席で2球目を強振。体が切れ、心に迷いがないからファーストストライクをひと振りで仕留められたのだ。「ファーストストライクを打っていくのが僕の持ち味。そういう指示を(監督に)頂いて思い切っていけてます」

 今年も捕手登録ながら、内野も外野も守れるユーティリティープレーヤー。積極的な打撃を生かすため、どのポジションもこなす。もちろん守備でも「ビッグボスはファインプレーをしたいと思っている。僕もファインプレー、アクロバティックなプレーをしたい人なので、楽しく守ってます」とアピールを忘れない。無走者でも内野に素早く返球する姿はこの日もあった。

 そんな郡の躍動ぶりに新庄監督も「いやいやもう、彼ノリノリなんで」とご満悦。さらに「ノリノリの時にいい打者はノリノリじゃない時に凄く落ち込むタイプが多い。その幅を狭くして」と注文もつけた。だけど、ビッグボスの願いは、シーズンを通しての「ノリノリ郡」だ。(秋村 誠人)

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2022年2月17日のニュース