オリ・平野佳 守護神は絶対譲らない!日米通算200セーブまであと7「敗戦処理、いらないと思うので」

[ 2022年1月21日 05:30 ]

日米通算200セーブを通過点に日本一を目指すオリックス・平野佳

 オリックス・平野佳が20日、母校・京産大を表敬訪問。球団史上初となる通算200セーブを通過点に、96年以来となるリーグ連覇&日本一へ、重要局面を担う構えを示した。

 「この年になると敗戦処理、いらないと思うので。勝つための戦力として、セットアッパー、クローザーは、おのずと目指してやっていかないといけない」

 言葉の端々から、強い決意がにじみ出た。中嶋監督はかねて「平野にだけ頼るわけにはいかない」と後継候補の台頭を期待するが、簡単に譲るつもりはない。「能力でいえば僕より凄いものを持っている選手ばかり。その若い子より少しキャリアがあるので相談してもらえれば乗ります。今年は日本一を狙う。僕1人ではダメなので」と競争を歓迎した。

 メジャーから古巣復帰した昨季は46試合で1勝3敗29セーブ、防御率2・30。抜群の安定感で25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。大台も目前に迫り、球団史上初の通算200セーブまで15、日米通算では、あと7。早々の節目到達が予想されるとともに、来季にも名球会の入会資格を得る通算250セーブも見えてくる。

 「難しいかなと思いますけどね。今まで通り地道にやってきたことを繰り返し、200いったな、その延長で250いったなっていうのが1番。諦めず、もがいてやっていく」。最終回のマウンドに、今季も頼れる右腕がいる。(湯澤 涼)

 《慢心注意のススメ説いた》リーグ連覇&日本一へ、平野佳が“慢心注意のススメ”を説いた。投手9冠の山本、本塁打王の杉本、首位打者の吉田正に触れた。「凄いチームなので強くなったというプライドは絶対に持つべき」とした上で、続けて「それで、自信は持って臨むけど、まだまだ伸びると思ってやる。ここからや、と。そこから強いチームになっていくと思う。話をする機会があれば言っていきたい」とさらなる成長に期待した。

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