阪神・佐藤輝「試合の出来を決める」 イチ打席目にカケル超イチ流への決意 豪快なイチ撃見せるぞ

[ 2021年12月20日 05:30 ]

<ミズノ感謝祭> ミズノ感謝祭に参加する佐藤輝 (球団提供)
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 阪神・佐藤輝明内野手(22)が19日、来季ブランドアンバサダー契約を結んだミズノ社のオンラインイベント「ミズノダイアモンドスポーツ感謝祭2021」に参加。発表された来季スローガンにちなんで1打席目の成績向上をテーマに掲げ、改めてセ界制覇、日本一奪取に照準を合わせた。この日はオリックス・宮城、杉本、中日・木下拓らも参加し、ともにイベントを盛り上げた。

 来季スローガン「イチにカケル!」が発表された。佐藤輝が大事にしたい「イチ」とは――。出した答えは、「1打席目」だ。

 「1打席目にしっかり打つことができれば残りの打席も気持ちに余裕を持っていけますし、試合の出来を決めるのが1打席目だと思うので」

 今季は代打を含めた第1打席の打率・205。それでも6本塁打を記録し、アーチを架けた試合は4勝2敗と勝敗を左右する一打を打てるのが持ち味だ。第1打席で波に乗る確率が上がれば、今季24本塁打からのさらなる量産が見えてくる。それがチームの勝利に直結する。ランディ・バースの球団シーズン最多54発、掛布雅之の同日本人最多48発も、決して夢物語ではない。

 この日のイベントでは憧れのブライス・ハーパー(フィリーズ)を参考にして、イニシャルと背番号を組み合わせた「TS8」の新ロゴを公開。また「イチロー選手、松井(秀喜)選手を見て、ミズノがカッコいいと思っていたので、逆にそういう立場になれるように」とも話した。日米の超一流の背中を追うのが一大目標。そのためにも、直近の目標へ決意を新たにした。

 「今年は後半、大失速してしまった。成長してチームの優勝に貢献できるように、チームの歴史を変えられるように頑張ります」

 目指すは17年ぶりリーグ制覇、37年ぶり日本一。「僕が小さい時に優勝して以来していない。またタイガースが盛り上がるように少しでも貢献して活躍したい。もっともっとホームランを打って(来年は)最後に日本一を獲れるように」。豪快なイチ撃を積み重ね、球団史を塗り替える。(阪井 日向)

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