オリ・杉本 相棒選びに一片の迷いなし! 来季も“キングバット”で覇道突き進む

[ 2021年12月20日 05:30 ]

ミズノダイアモンドスポーツ感謝祭に参加した阪神・佐藤輝(左)とオリックス・杉本(ミズノ提供)
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 来季も「キングバット」!ミズノ社のイベントに参加したオリックス・杉本が、楽天・浅村から譲り受けたバットと完全同型の“相棒”を今後も継続使用し、さらなる上昇曲線を描く構えを示した。

 「(バットは)浅村さんにもらって。軽くて扱いやすい。操作性がいいので引きつけても、という感じです」

 今季は前年2発から6年目の大覚醒。32発を放ち自身初の本塁打王を獲得し、ベストナインも初受賞。打率3割にも初到達するなど新4番として打線をけん引し、25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

 大ブレークの要因の一つが「浅村バット」だ。昨年オフに浅村からバットを譲り受け、完全同型をミズノ社に発注。今季の飛躍につなげた。オフは多くの選手が用具のマイナーチェンジや改良を模索するが、ラオウはなじみの“相棒”の継続使用に一片の迷いなし。「他の道具は今季の黄色から黒系にそろえようと。気分転換で」と話したが、バットはメープル素材で黒色がなくても特例扱いだ。

 イベントではヤクルト・奥川とも、リモート共演。日本シリーズ第1戦で3打数無安打に封じられた宿敵の一人に「見た目はかわいらしいけど、直球も変化球もすごい。でも相手どうこうではなく、自分のスイングができるかどうか」と静かに闘志を燃やした。リーグ連覇、そして悲願の日本一へ――。使い慣れた“相棒”を手に、ラオウは覇道を突き進む。(湯澤 涼)

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2021年12月20日のニュース